あらすじ
生涯役に立つ、自立の心得
自立への第一歩となるひとり暮らし。衣食住、お金、安全など生き延びるための最初の3週間、生活に慣れてきた3か月、季節や環境のパターンに合わせる6か月、そして未来に目を向ける1年、生活を整える力が身につく。ベストセラー『「捨てる!」技術』著者による、進学や就職、結婚、別離など人生の転換期に役立つバイブル。
目次
はじめに――自立して生きていくあなたに
第1章 はじめの3週間 あなたが生き延びるために必要なこと
◆あなたを支える「食」について
◆心と身体を休められるようにすること
◆身なりを清潔に保つということ
◆健康を保つということ
◆お金を管理するということ
◆安全に暮らすということ
第2章 つぎの3か月 生活に慣れてきたら始めてほしいこと
◆家事のパターンについて
◆時間のパターンについて
◆お金のパターンについて
◆近所付き合いのパターンについて
第3章 これからの6か月 季節や環境に合わせて暮らすということ
◆季節の変化に合わせた部屋のしつらえ
◆冬の家事で注意したいこと
◆日本の季節の行事を楽しむ暮らし
◆生活環境について検討する
最終章 1年経ったら 生活しながら未来に向かって生きていく
あとがき――母・辰巳渚のこと 長男・中尾寅彦
※この電子書籍は2019年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
感情タグBEST3
匿名
一人暮らしの知恵
一人暮らしを始める前に
読んでおきたかった本。
「お母さん」がまるで
いるかのように、一人暮らし
をするうえで大事なことがつづられています。
Posted by ブクログ
ひとり暮らしを始めて10年になるし、そもそも若くないので、この本を読む想定にない私なのだが、気になって読んだ。生活をする、自立をするってなかなか大変だからだ。自分に喝を入れたくて読んだ。著者のことを何も知らずに読み、あとがきを読んで、なくなっていること、長男さんがあとがきを書いていて、まさにひとり暮らしを始めた息子さんのために書かれた本だと知り、実用書を越えて、小説を読んでいるような気持ちになった。亡くなられた年齢は52歳で、その年齢にも思う所あり。ただ近い、ということなのだけれど。人は死んでしまうのだな、と当たり前だけど思う。こんな丁寧な暮らしをされているお母さんに育てられた子どもたちは、なんとしても自立しようと生きているのだろうな。お母さんの言葉が書籍として残るって、とても素敵だな。願わくば、もっとたくさんの本を残して欲しかったけれどわ、