【感想・ネタバレ】60歳からの哲学のレビュー

あらすじ

「老い」や「死」は、人間にとって避けられない大きな問題です。古くから哲学者たちは、この問題とうまく向き合っていくすべを説いてきました。一般的にネガティブと思われる老いや死ですらも、哲学次第で見方を変えることができるのです。
本書では「老い」「病」「人間関係」「人生」「死」の5章に分け、古今東西25人の哲学者の言説を参照しながら、老いの悩みを乗り越えるためのヒントを紹介していきます。賢人たちから、人生をより楽しむためのコツを学んでいきましょう!


▶本書で取り上げる人物……キケロー、ボーヴォワール、モンテーニュ、ユング、鷲田清一、アラン、エピクロス、メルロ=ポンティ、老子、ニーチェ、和辻哲郎、ホッファー、レヴィナス、ショーペンハウアー、フロム、ラッセル、ジンメル、ヒルティ、三木清、アリストテレス、ジャンケレヴィッチ、デーケン、デュルケーム、ハイデガー、モラン

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Posted by ブクログ

60代ともなれば否が応でも老いを実感し、死を意識せざるを得ない。哲学者たちは老いや死と向き合うことをどのように考えてきたのか。パーツの一つずつはごく短いエッセンスで、さらっと思想を紹介しているだけだが、そこから哲学者たちの深淵な思想に入っていく入口ではある。人生後半における哲学の入門書。

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2024年04月09日

Posted by ブクログ


いつも私のブログにいい値を押してくださる、最初に入った会社の先輩が
OBPG会でお会いした時に手にしていて、薦めてくれた本。
年齢的にもちょうどいいので、読んでみた。

目次にあるとおり、テーマはまさに60代が意識すべきことばかり。

第1章 老い
第2章 病
第3章 人間関係
第4章 人生
第5章 死

そしてその論拠を補強するのは古今東西の哲学者たち。

キケロー、ボーヴォワール、モンテーニュ、ユング、鷲田清一、
アラン、エピクロス、メルロ=ポンティ、老子、ニーチェ、
和辻哲郎、ホッファー、レヴィナス、ショーペンハウアー、
フロム、ラッセル、ジンメル、ヒルティ、三木清、アリストテレス、
ジャンケレヴィッチ、デーケン、デュルケーム、ハイデガー、モラン

先人たちも我々と同じことを考えているんだなー、
というのが感想。
やはり情熱、やりたいことをするのが一番。
子育ても終わり、これからは「義務」に生きなくていい。
そうなれば、自分のしたいことをすればいいのだ。
世間がこう見てる、とか、誰によく思われたい、とか、
そんなのはもういらない。会社の上下関係もどうでもいい。

だけど一人では生きていけない。
友と接し、励ましあい、書を読み、見聞を広め、教養を身に着け、
充実した日々を送るのがよいと思う。
美味しいものを飲み食いしながら。
孫に愛情を注ぐもよし。
4時間切りができなくなったマラソンを、もう一度体調を整え再挑戦するもよし。
少しずつ友人が他界している現実もある。

楽しく生きていきましょう!

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2024年04月01日

Posted by ブクログ

面白いけど私には難しい本だったw老いを否定的に見ている私にはいい薬(?)になった。本書はたくさんの哲学者を紹介してくれる。哲学者たちは老いや病や死に対して様々な思想を持っているんなー、と。私も詩的に生きてみようかな。なんつって。

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2024年11月10日

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