【感想・ネタバレ】恋とか夢とかてんてんてん １．のレビュー

世良田波波

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マガジンハウスのWebマンガサイト「SHURO」 で連載するや否や話題と共感を呼び、
2023年の年間PV数１位を獲得。
やるせない日常と片想いの心情を圧倒的解像度で描く、漫画家・世良田波波の初連載作品！

切なさに、愚かさに、必死さに、痛いほど心が震える。

夢みて上京して10年、さえない毎日をおくるカイちゃん。
憧れだった東京が、今は苦しい。そんな彼女が見つけた光。
ーー29歳フリーター、人生を変える恋におちた。
平常心じゃいられない片想いの「ぜんぶ」が詰まった、
初期衝動全開の話題作!!


〈この物語は…〉
悩まない人生も、痛くない恋も、この世にひとつもない。
圧倒的等身大で描かれる、大人になりきれない「私たち」の物語。

夢みて上京して10年。29歳フリーターのカイちゃん。
生活に追われ、ただ時間だけが過ぎていく。
大好きだった絵を描くことも、SNSにUPしたって誰からも
「いいね」がもらえないつらさでやめてしまった。
そんな中、人生を変える恋におちたカイちゃんは、東京から大阪へ！

生まれてはじめての片想いに暴走が止まらないカイちゃんの、
転がり続ける恋とか夢の物語。

[ブクログ · ★★★★★]

日々バイトのみで何となく生きて夢はもう諦めた。唯一の楽しみはバイト先で見かけるイケメン。ところがちょっとしたきっかけでメッセージを交わすようになり…
片想いの切なくてダサくて全部が嫌になる、でも好きで色んな感情がぐるぐるになる、そんな事が詰まった漫画。

片想いしてる時、しかもうまくいってない時の色んな感情がこれでもかと押し寄せてくる展開はちょっと心が痛むのですが読むのを止められません。続きが気になります。幸せになって欲しいけどどうなるんだろう。

[nana · ★★★★★]

感動した

youtubeで紹介を見て購入したが本当に感動した。

＃胸キュン

[山口透析鉄 · ★★★★★]

カッコ悪くても良いのです

ちょっと遅めの青春もの、でしょうか。
貝塚さんのもがき方、子どもっぽいと見るだけではもったいないでしょう。ちょっと自意識過剰で意外に卑怯であっても、真っ直ぐだったり意外に実行力もあったりですし。
上京してきた時も単身なら、夜行バスで大阪に行くのも単身です。
SNSで一喜一憂しつつも、リアルな繋がりを求めて……高円寺君との恋も苦しくなりそうですが、人生の応援歌といって良い作品かとも思います。
アルバイト先の同僚君の存在も気になります。この彼にも幸あれ、と言いたくなります。

＃エモい

[ブクログ · ★★★★☆]

絵が可愛い。カイちゃんの行動は突拍子もなく痛々しくもあるが、感情のまま行動するまっすぐさに清々しさのようなものも感じる。自己評価の低さから一つのものに縋りつき、過剰に執着してしまうというのはあるあるなのかなぁと思った。

[ブクログ · ★★★★☆]

クソダサイタイ女がイケメンクズ男に恋をする話。
あまりクソとかイタイとか使いたくない言葉だけど、それくらい勢いのある表現をしたくなる。

なんとなく絵が好きでなんとなく上京していつの間にか10年たった主人公のカイ。恋の相手はバイト先の大企業の食堂で見かけていた会社員の洸。カイはある夜、洸が公園で酔い潰れている姿を偶然見かけたことから気になり始め、裏アカを探し出して猛烈にチェックするように。ついには異動先の大阪まで追いかけていってしまう。

それは本当に恋なの？とカイの両肩をガシッと掴んで諭したくなるほどの突っ走りよう。でもカイ本人も薄々気付いているのだ。
「ごめんね　私　なんもないから　きみのこと　おかしいくらい好きなんだ」
洸の投稿にいいねのハートを指でツンっとするコマが印象的で、読み始めると危うくて愛おしいカイから目が離せなくなってる。