あらすじ
海の近い田舎に住む高校生・遙佳の日常は、
今日もいつも通りのはずだった。
なのに学校の帰り道、どう見ても怪しいフードの男と遭遇する。
手には包丁、バケツには…魚???
怪しい雰囲気に気圧されるも、
海洋生物を研究する都会の大学院生だとわかり…。
派手な見た目とは裏腹に真面目で優しい彼は、
意外にも遙佳を気に入ったようで…?
どこか無気力だけどまっすぐな高校生の世界が、
夏の出会いでキラキラと輝きだす――
※本商品の内容は雑誌「B.Pilz(ビーピルツ) vol.43」を単話化したものです。重複購入にご注意下さい。
感情タグBEST3
ピュアな高校生の恋がまぶしい
人と群れるのが苦手でいつも1人、やりたいことも見つからず、海辺の田舎でボヤーっと生きてる高校生が突然出会った年上の人。大学の研究のために海に来ているという彼に様々なことを教えてもらい、主人公の視界は開かれていきます。海のこと、生物のこと、大学の研究のこと。
今まで無気力に生きてきた主人公の世界に、急に鮮やかな色がついたのではないかと思います。
恋も初めて知って、その感情が何かもわからず戸惑っているうちに、彼は大学に戻ると告げてきます。
主人公は初めて自主的に彼と同じ大学を受けたいと想いを告げるものの…
というのが4話まで。少し癖のある絵柄ですが、ピュアピュアな男子高校生の成長物語。
主人公の住む場所がどこか、大学はどこにあるのか、全く語られないので架空の世界の話かもしれません。
でも何事にも無気力だった主人公が、自覚がないまま恋をして、心から笑い、悩みで眠れず、告白のために全力疾走し、猛烈に勉強して大学を目指す姿は共感を呼び、応援したくなるはず。
主人公の幼馴染がものすごく良いやつで、常に寄り添い、悩んだ時は的確な助言をし、恋を応援してくれる。BLなら(BLだけど)この幼馴染と恋が進展しそうな勢いです。好感度爆上がりなナイスガイ。
レビューがなかったので解説みたいになってしまいましたが、気になった方は是非に。
蛇足ながらカメノテの味噌汁、美味しいよね!