あらすじ
信越化学工業は、塩化ビニール樹脂と半導体シリコンウエハーで世界首位のシェア、そして世界一の利益力を誇る、科学業界の“エクセレント・カンパニー”です。同社を今日の隆盛に導いた“世界最強の経営者”が、金川千尋会長(2010年6月まで同社社長)。経理・財務担当の常務取締役として長年仕えた著者の金児先生が、畏敬の念を抱きながら、金川会長のすごさの秘密にせまります!「世界で勝ち抜く経営」とは何かが、臨場感をもって学べる格好の経営書です。
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Posted by ブクログ
ビジネスの本質を激走する金川流経営のポイント。
・少数精鋭で過剰な設備投資はしない、タイミングを見て果敢に投資
・原料購入、研究と製造が協力してよりよい製品をつくる技術つくり上げ、
いいものをできるだけ安く作り、できるだけ高く売る
・どうすれば顧客の製品が高く売れるか、そこまで考えて実行
・販売は経営の生命線、販売に奇策なし、違いがうまれるのは強い意志と
思い、それを徹底的にやり切っていくこと
・なにごとにも影響を受けない良い製品づくりが基本。そのための売れる
製品開発に努力を傾け、明日の利益を生み出すために、大きなことから
小さなことまでを真剣に考え抜いて、すべてを具体的に経営実行する