【感想・ネタバレ】握りしめた欠片のレビュー

あらすじ

東北の都市、海斗市から沖合5キロの泥洞島。7年前、姉の美花が行方不明になった。高校2年だった。それ以降、父は休職し、母は新興宗教にすがる日々。家族は崩壊してしまった。そんなとき、島内にある観覧車から従業員の死体が発見される。被害者の所有していた小型船から見つかったのは、いなくなった姉の携帯電話だった……。複雑に絡み合う事件の真相とは。失った家族の絆は取り戻せるか。心揺さぶる、感動の傑作長編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

沢木冬吾作品現状、未読最後の1作。

家族の物語という解説、裏表紙のあらすじなんやけど、そういうくくりは誤解を生むと思う。閉鎖された島での殺人事件と復讐そこに巻き込まれた主人公の成長譚、という風に俺は読んだが?

沢木作品らしい、いぶし銀の展開がありつつも、ちょっと尺足らずでもうちょっと掘り下げて欲しいキャラクターや事件がいくつかあった。泥洞島の背景とか杜間の過去とか芒親子の絡みをもう少し丁寧にとか…。

それにしても沢木さん、もっと作品書いてほしいぞ

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2023年10月31日

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