あらすじ
マンガ家・大森卓として、高校生で鮮烈デビューを果たした小松悠は、その後スランプに陥ってしまう。新たな作品を描けず、二度とマンガを描くこともないと思いながら進学した大学で、小松は大森卓を殺すと宣言する女性・三秋縁と出会い……? 【電子版特典】巻末には電子書籍限定カラーイラストを収録!
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意外と真摯なクリエイター群像劇
派手でキャッチーなタイトルとは裏腹に、漫画や創作に関してすごく真摯で執念を感じるクリエイター群像劇。一度プロになってから挫折した主人公と、猪突猛進にプロを目指し主人公を超えようとするヒロインの組合せもめちゃくちゃ良い。
マキマさんの様なクール美女感を出しつつ、漫画の方はポンコツ初心者、でも生産力と執念が凄まじい所もキャラの魅力を上げている。
SNSでバズを目指す話は特に作者の経験が生きていて、バズりやすい方法論を知りつつもそんなのクソ喰らえで突き進んでいくヒロインが、創作者として純粋で眩しい。同じ背景の一枚絵で作画コストを下げつつ更新頻度を上げた、中身はありがちなラブコメのいわゆる「ツイッター漫画」を打倒して欲しくなる。
創作に真摯な2人を応援したくなる、新しいクリエイター物語です。