あらすじ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
圧倒的な情報量。一目で理解できるわかりやすさ。
大人も子供も使える、一生ものの情報地図が登場!
プレートの過去と未来、火山の噴火、大気の循環、生命の歴史、サピエンスの拡散と交雑、都市化、戦争と環境破壊――。考古学者、天体物理学者、生物学者、気候学者、歴史学者、惑星学者など30人以上の専門家が協力して作り上げた決定版。300枚の地図で、45億年にわたる地球のすべてを描きます。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
この本は頼もしい。
ビジュアルだから直ぐに見入ってしまう。
これは?と思うところは再度調べて「そうだったのか」と、改めて歴史背景を再認識している。
人類のための教科書。
大人も子供も一冊これがあると楽しいと思うよ。
Posted by ブクログ
宇宙の誕生から人類の時代までの歴史をカラフルなマップを主としたビジュアルで楽しく解説してくれる本です。自然や工業などあらゆるテーマについて世界全体の視点で見せてくれます。
時系列ですが、各章のテーマはそれが起こってから現在までの包括的な内容になっているのが面白いです。
気になるのは若干ヨーロッパ中心主義なこと。ヨーロッパ諸国がやってきたことの負の側面もフラットに書かれてはいますが、どうしても視点がヨーロッパです。フランスの本なので仕方ないのかもしれませんが、地球史マップを名乗るのだから、もっと違った作り方があったのでは。
マップには細かくびっしり情報が書かれていて、読み物として楽しむには少々情報過多かもしれません。何か気になった時に辞書的に見るという使い方が良いかも。
Posted by ブクログ
『人新世の「資本論」』を読んで、人新世についてもう少し理解を深めようと思って選んだ本。
地球全体の地図はヨーロッパが中心で、日本は右端にあったり、北極を中心にして眺めたりと、普段は見ない図が沢山あった。
日本でよく見る地図では、ロンドンが左端にニューヨークが右端にありこの2都市の距離感がよく分からない。
飛行機の時間でいうと、"東京‐ハワイ"も"ロンドン‐ニューヨーク"も8時間くらいなので、イギリスとアメリカは意外と近いことがわかる。
北極を中心にした地図だと、カナダとロシアは近いし、
南極を中心にした地図だと、アルゼンチンは南極大陸のすぐそばだし、南アフリカと南アメリカも近い。
ヨーロッパを中心にした地図では、アルゼンチンが左端で、ニュージーランドが右端になっていたりする。
農産物や資源や動物が世界中に伝わるルート、海洋ゴミの流れと滞留場所など、地球をいろんな角度から眺めてみて理解の助けになった。
今日本では、原発のゴミである放射性廃棄物の最終処分場に北海道を候補地にしようとしている。
フィンランドでは既に建設が始まっているが、地震と活火山だけを指標にすれば世界で最も安全な場所を選んだと言える。
地球上の大陸のプレート位置と重なり具合を見ても日本は非常に危険。
日本列島の全域が火山の密集地帯にもなっていて世界的に最も危険な場所なことが一目瞭然。
人間が地球上で行ってきた天然資源の奪い合いが、戦争を引き起こし環境破壊を進め気候変動による被害が政治問題にもなっている。
人新世の始まりをいつにするか議論されているようだが、人新世の終わりは人類は絶滅しているので定義されないのだろう。
現在の様子を地球レベルで眺めると、人新世の時代が終わるのもさほど遠くないように思える。
100年後はまだ人類は生存しているだろうが、1000年後は?と問われると明るい未来像が描けなくなった。
地球自体は、人類がいなくなっても何も問題はないのでしょうが…
政治家さんや実業家さん、金儲けに明け暮れている場合ではないよ!