【感想・ネタバレ】福田恆存の言葉 処世術から宗教までのレビュー

あらすじ

戦後日本を代表する知識人“最後の講演”初の書籍化!

ゴマはうまくすれ
近代化に呑まれるな
エゴイズムを肯定しろ

世界一流だった陸軍、海軍がどうして戦争に負けたのか
人生はエゴとエゴとの賃借関係
理想家は現実世界に適応できない
日本では民主主義が運営できない
状況を読む深さで勝負は決まる
国家意識がない日本人
家族にも想像力、演出力が必要
アメリカの目的は敵の排除だけ
「愛」と「理解」は全く別問題
神様との付き合い方

戦後を代表する知識人である福田恆存は、近代化の弊害を問い続けた。
その思想のエッセンスが詰まった「伝説の名講演」を初の活字化!

保守派の知識人が問う「君たちはどう生きるか」――。

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Posted by ブクログ

正義感が強くて、真面目ぎみな自分の性格を嫌悪している方にオススメです!
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・処世術を技術と捉える
・目的のために手段を選ばずをいけないと考えるのは道義論なだけ
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新潮文庫のシェイクスピア翻訳と言ったら福田恒存さん!
昔風な言葉遣いで少しとっつきにくいかもしれないですが、そこに古典ぽさ(荒々しさ、痛快さ)があり、時空を遡り想像しながら楽しめるのが福田恒存シェイクスピア翻訳。古典から人生と対人関係を学んだ生き字引みたいな著者の人生訓を感じる講演会録でした。
なんといっても、時代が求める是と反発の空気を読む読解力が半端ないです。さらに強引かもしれないけど独特で明快な様々な事象の解釈は痛快です。
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・自分が得をしようと思ったら相手が得をするようにしたほうがいい
・人生は貸借関係
・どこの宗教でも愛というものを理想とする。愛というのは、いろんな言い方がありますがーーー自己犠牲ですね。
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古典演劇の名台詞のような箴言的な断片言葉が満載ですので是非!

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2024年06月01日

Posted by ブクログ

❇️日本の近代化とは
富国強兵
1. 強兵➡️日清、日露で勝ち大東亜で破れた、、、戦闘力だけでは勝てない時代、経済、情報等の総合力が必要
2. 富国➡️吉田、池田、角栄まで勝ったが中曽根以降に失速、失われた30年
❇️1990年の 歴史の終わり
日本は富国強兵に代わる 目標を発見出来ていない
恥の文化
日本とヨーロッパはよくにている➡️ 騎士道と武士道、決闘と切腹、マフィアとヤクザ
❇️処世術
1. 先ず、我が身のエゴイズムを知れ、自分可愛さ
2. ゴマは上手く擦れ、自分一人だけでなく、回りの環境全体の快適さをも考慮せよ
3. リアリズム➡️➡️
道徳、倫理、正義を言い出すとキリがない
損得勘定、利害関係を見極める方が、かたがつきやすい
➡️トランプのデイール、
挨拶よりお札、
★リアリズム
帰納法>演繹法
現場の具体例、成功例を探せ、やって見なければわからない、人間はそれほど賢くない
★欺瞞にまみれた理想主義が危険 = アメリカ民主党政権
➡️クリントン オバマ、バイデン

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2025年04月15日

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