【感想・ネタバレ】商店街の復権 ――歩いて楽しめるコミュニティ空間のレビュー

あらすじ

商店街は過去の遺物ではなく、新たな動きが見え始めている。若い世代がカフェやコワーキングスペースなどコミュニティの拠点として商店街に関心を向け、クルマで買い物に行くのが難しい高齢世代が商店街に足を向ける流れも出てきた。コミュニティ空間としての「ウォーカブル・シティ(歩いて楽しめる街)」を求める動きも各地で起こりつつある。商店街のもつ新たな意味や価値に注目し、国際比較の視点や、まちづくり・交通など公共政策の観点も盛り込み、幅広い叡智を結集。未来の商店街のありようと、再生に向けた具体策を提起する。

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Posted by ブクログ

各地の商店街は「シャッター通り」と言われて
久しいです。

郊外型大型店に客を奪われて商店街に人が集まら
なくなっているので当然の現象です。

多くの商店街では「時代の流れであって仕方ない
こと」として受け止めているようですが、なんとか
復権の道はないのか、と奮闘している商店街もある
のです。

らに日本同様に車社会が進んだドイツでは、
小さな都市でも中心市街地は人で賑わっている
ようです。

それらの成功例を上げて今後の街の商店街の
あり方を考察する一冊です。

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2026年03月18日

Posted by ブクログ

商店街衰退は人口減少による必然的帰結ではなく、モータリゼーションを軸とした都市計画の当然の帰結であるという論と、商店街は住民の消費需要を支える機能だけでなく、コミュニケーションの場を提供するという機能によってショッピングモールやネットショップに対する優位性を持っているという論が軸で、強く共感した。
そのような商店街を活性化させるために最も大切なのは「人」で、震源店からはじまり、多くの人を巻き込む活動をターニングポイントとして活性化活動が推進されていくというステップ。
そして、行政も明確にウォーカブルシティを目指した政策を打ち出し、市街地中心部への車両乗入れを規制するなどで憩いの場となる空間を意図的に創出するべきである。
ヨーロッパでは人口10万人規模でも市街地が活性化されているのに対して、日本では30万人規模の都市でも中心部がシャッター通り化している現状を打破するには、政策と商店街の活動の両輪が回り、さらには所有権の強すぎる日本でも後継者問題を解決できるマッチング機能などを有効に機能させなければいけないということか。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

商店街の現状と今後どうあるべきかがいろいろな方の意見、事例を元に紹介。
それぞれの章の終わりにポイントがまとめてあるため分かりやすくなっている。

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2024年04月20日

Posted by ブクログ

 シャッター商店街。特に地方都市を訪れるとよく目にする光景である。そうした商店街や中心市街地の持つ新たな意味や価値に注目して、これからの時代における商店街や中心市街地の在り方や再生に向けたステップを提案しているのが『商店街の復権』である。自分が訪問したことのあるドイツの街などは人口数万人規模の街でも市街地が賑わっている。人々がゆったりとした時間を過ごせるコミュニティー空間としての「ウォーカブル・シティー(=歩いて楽しめる街)」をどのように目指すべきか、考えさせられる一冊である。

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2024年04月01日

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