あらすじ
ハードボイルドは死なず!
「裏切りと破壊、薄汚れた時代をぶったぎる瞠目のハードボイルド」
“レジェンド”志水辰夫氏も認めた新時代のエンタメ超大作!
平成末期の2019年、神奈川県警の元公安刑事・吾妻仁志が爆殺された。吾妻が生前追い続けていた過激派組織“日反”の関与が濃厚だという。爆弾闘争を繰り広げた日反は幹部らの中東逃亡や内部分裂を経て、事実上の休眠状態だった。なぜ今になって?
平成元年の1989年、横総大の学生・沢木了輔は、吾妻の命を受ける形で、同大の日反組織に潜入していた。接近したのが日反幹部の娘とされる月原文目だ。沢木は文目とともに警視庁と合同で立案されたプロジェクトに深入りしていくも、悲劇とともに計画は頓挫した。
改元前夜、血塗られた30年前の計画に、公安刑事となった沢木が分け入ると官邸、警察、過激派、それぞれの思惑が絡まった国家の陰謀が見えてきた。相次ぐ関係者の死、行方をくらました日反幹部の出現、そして裏切り…ノンストップで展開する新時代のハードボイルド、ここに完成!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
2024.12.04
大河ドラマ。
公安ってほんとにこんなにドラマチックなのかなといつも公安が出てくると思う。舞台として借用していると割り切ればいいのだろうけど。
Posted by ブクログ
30年にわたる国家的謀略とゲバルトの物語。右左、海外の傀儡と、普段お目にかかれないストーリー満載で少々食傷しますな。人を裏切るということは結局自分の人生を裏切りっていうことなんだろう。
Posted by ブクログ
1989年、公安のスパイだった大学生・沢木は神奈川県警の公安刑事吾妻の命を受けて、自身が通う大学の、ある組織を監視していた。接近したのが組織の幹部の娘とされる文目(あやめ)。2人は県警と警視庁と合同で立てられたプロジェクトに深入りしていくが、その計画は頓挫した。
30年後、そのかつての計画に、公安刑事となっていた沢木が分け入ると官邸、警察、過激派、それぞれの思惑が絡まった国家の陰謀が見えてきた。(帯より抜粋)
エンタメとして楽しく読みました
平成元年から末期・改元前夜までの30年を行き来しながら話が進みます
ハードボイルドには苦手意識があったのですが、見方を変えてくれた一冊です
Posted by ブクログ
家族のお勧めと言う事で。乾いた文体が好きなのを知ってくれてるのは嬉しい。
公安と警察、左翼、の関係を時を隔てて描いているが、私にはそこに興味なくて盛り上がらなかった。後日談がもっとあれば良かったのかも。