【感想・ネタバレ】出版禁止 ろろるの村滞在記(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

最近のホラー業界(笑)のメインストリームになりつつある『読んだら呪われる』系…。

で、
扱われているテーマも正に呪い。
呪いの主催者が科学的検証や哲学的なアプローチを含めて徐々に人心を絡めとる様は説得力があり、少なからず恐怖した。

彼の言う通り
呪いが弱者に寄り添い、そして人をとり殺す程の呪いが本当に実在するのなら…

まずは…

自らの手を汚さず人々に殺戮を強いる輩、今世界中で起きている戦争の首謀者達を

一人残らず消してくれ!

でも、
これから命を脅かされる無辜の人達の為に虐殺者の淘汰を願うのは『呪い』では無く『祈り』だ。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

心に深い傷を負った人々を受け入れる「すくいの村」で穏やかに淡々と進行する取材の記録。
身元不明の惨殺死体や湖で行われていた儀式、かつてあった呪詛の村の存在が明らかになるにつれ一気にきな臭くなっていく。
〈無垢の民〉の章で感じた違和感や逆打ちの伏線が見事に効いた最後の仕掛けには感嘆しかない。
グロくはあったが…と油断してたら、このシリーズ恒例のネタバレ確認で“幸せをよぶ丸い貝”の意味を知って震撼。運命は決められてるってそういうこと!?素数蝉の話や朔の言葉が激しくリフレイン…とんでもない恐怖の大波が待っていた。

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2024年03月24日

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