あらすじ
王国最南端のド田舎の領主の娘・伯爵令嬢アンティエンヌはある日、領地内の山で怪我をした青年・レイを助ける。彼の秀麗で洗練された雰囲気からどこかの高位貴族だと確信したが、正体を明かしたくない様子のレイに深入りしないと決め、屋敷で面倒を見ることにした。ともに過ごすにつれ、互いに惹かれ合う二人。そして、怪我が完治したレイに「一緒に王都に来てほしい」とアンティエンヌは乞われた。しかし生まれ育った愛する地を離れる決心はすぐにはつかない。そんなアンティエンヌに「僕は、実はとても頑固で、あきらめが悪いんだ。今は無理でも、きっと願いをかなえるつもりだ」と告げたレイの求愛はまさかの展開で……!?
...続きを読む感情タグBEST3
このページにはネタバレを含むレビューが表示されています
物語の展開としてはありがちで、ヒーローの正体とどうやって結ばれるのかが焦点。
その意味でヒーローの正体が思った以上に高位だったのと、
ヒロインが一筋縄ではいかないところがミソでした。
爵位があるから平民ではないのに田舎なばかりに貴族としての覚悟が足りないヒロインが
皆の助けを借りてようやく一歩を踏み出す。
ハッピーエンドだけど、もうちょっと二人のその後を見たかったです。