あらすじ
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さよなら。でも、この人を好きになってよかった。――140字で綴られる、出会いと別れ、そして再会。(以下、本文『別れの挨拶』引用)「またね」それが彼とお決まりの挨拶だった。また次の機会にね、そんな意味を込めて。互いに進路が変わっても、恋人ができても、いつだって次があると思ってた。でも。「ずっと好きでした」「ごめん、俺結婚するんだ」一歩踏み出そうとした日、彼との距離を誤って。その日最後の挨拶は「さようなら」
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Posted by ブクログ
【あらすじ】
この人を好きになってよかった――140字で綴られる、出会いと別れ、そして再会。(以下、本文『別れの挨拶』引用)「またね」それが彼とお決まりの挨拶だった。また次の機会にね、そんな意味を込めて。互いに進路が変わっても、恋人ができても、いつだって次があると思ってた。でも。「ずっと好きでした」「ごめん、俺結婚するんだ」一歩踏み出そうとした日、彼との距離を誤って。その日最後の挨拶は「さようなら」 (以下、本文『元カノのSNS』引用)別れて時間が経ったのに、どうしてか君のSNSを開いて見てしまう。元気でいるだろうか。新し恋人ができていてもショックだし、一人思い悩んでいそうでも心配だ。どっちにしたって見なきゃいいものなのに。「もう、俺とは何も関係ないのにな」一人そう呟く。本当は俺の隣で幸せになってほしかったのに。(以下、本文『残り香』引用)向かいの駅のホームに懐かしい姿を見た。昔付き合っていた彼の姿。今は新たな恋人と一緒にいるらしい。未だに彼のことを思い出してしまうけど、きっと彼はそんなことないんだろうな。そう思いながら眺めていると、目に止まった。『ピアス似合うと思うよ!』当時私が言って空けてくれたピアスがそこに。
・『あなたの1番になれないのなら隣にはいられないの。』
平気なんかじゃない
→安定している関係だと思って彼女に甘えているだけだった男の人の話。自分と重なって辛い、、、。
・『気づけばすれ違っていて。別れを意識した途端に存在の大きさを再確認した。』
・『もういっそ、思い出も果たされない約束も、その全部を瞬く間に忘れられた方がずっと楽なのに。幸せな記憶ほど重く辛い。』
【個人的な感想】
短編「この人を好きになってよかった」に「花束みたいな恋をした」と似てるものを感じるな〜と思った。
サラッと読めるので、読者初心者の方にもおすすめしたい。
Posted by ブクログ
140字の詩のような小説がテンポ良くてとても読みやすかった。
最後の短編小説、前回の話より今回の話の方がよりグッとくるものがあって好きだと思った。
サクサク読めるので、長編小説を読むのが苦手な方とかにおすすめしたいなと思った( *´꒳`* )
Posted by ブクログ
共感してほんとに泣けるものもあれば、なにこの理不尽な男の子!と思うところもある。でもそれはどれを経験したかによって刺さるものが違うと思う。
最近いきなり振られた私。どうしても理解出来なくて泣くに泣いた1ヶ月だった。自分の精神的な苦痛に気が付かなくて、相手を苦しめた事に後悔していたときにこの本を手に取った。上記にもあるように私は振られたから、どうしょうもなく好きだったのに離れなきゃいけない。だけど離れたくないと思う一方あんなやつと別れても良かったと思う両方のムシャクシャした気持ちを140字で代弁してくれる、涙なしでは読めなかった。
短編小説なんて、そのまんま私の身に起こった出来事でボロボロ泣いた。