あらすじ
「マーベルワールド」のボスらしき敵を倒し、『羅城門』のオートリターン回収を待ちながら、拠点へと襲撃してくる他グループのレイダーたちを撃退し続けていた叶馬たちだったが、システムエラーで見知らぬ土地に飛ばされることに。
一方、大量の『失踪者《ロストマン》』が発生し、Aランク倶楽部からも行方不明者が出ていることで大騒動へと発展してしまった豊蘆原学園では、いつもどおりダンジョンダイブしたはずの『勇者団《ブレイバーズ》』の和人たちが勇者召喚されていて――。
謎の異世界での冒険を経て、ついに秋の倶楽部対抗戦、予選開始!
感情タグBEST3
読まない理由が無い。
前半は、9巻のレイドの続きですが、続きの感じか全くしない予想外の謎展開で面白い(個人的には白鯨の方が好きですけど)。
後半は、倶楽部ランク戦。こっちも面白いけど、もうちょっとレイドの続きを読みたかった。レイドの終わり方が、バランス的にちょっとあっさりし過ぎな印象でした。ネタ的な扱いだからか?
10巻では、これまでちょくちょく出てきていた脇役?達に脚光があてられてます。これまでの9巻で積み重ねてきた色々なエピソードがこう繋がってくるのかー、と普通では考えられない程に練られ、長く耐え忍ばせられていた伏線の水準に驚きます。
いや、すごいっす。
ストーリーも背景もろくに考えずに、気をてらった初期設定だけでラノベを書いている低レベル作者さん方に、ぜひ見習って欲しいです。