【感想・ネタバレ】イラストレート社会心理学のレビュー

齊藤勇

大学等の教科書としてロングセラーを続けている「イラストレートシリーズ」の著者による、社会心理学の書き下ろしテキスト。様々な実験とその結果をもたらした心理的メカニズムや理論を分かり易く解説して好評を博しているトピックスを、各右頁に配置。社会心理学を学ぶうえで押さえておきたい実験は、ほぼ網羅している。人と社会のつながりのうえで起きる様々な心理を解説した、社会心理学基本テキストの決定版。

[ブクログ · ★★★★☆]

親しい友人が欲しいと思っていても、いない場合、孤独感を感じる。孤独感は自己評価を下げ、不安や鬱の傾向になる。
孤独感の強い人の特徴は、自尊心が低い、自分に対し評価が低い、自分はダメな奴と思っている。そのため、自分は他人から好かれていないと思っている。また、内気でシャイな人。自意識は強く、他人を信用しない性格。援助的でもない。転勤などで一時的孤独感を感じるひともいるが、友人のおかげで孤独から抜け出すことができる。

●社会的勢力：人が相手の勢力を受け入れて従おうとする
➀強制的勢力：上司からの命令など
②報酬的勢力：勢力者の言いなりにすると、自分の報酬がくること。例は収入。
③正当的勢力：学校で先生の質問に答えるなど、正当性のあるひとの言いなりに従うこと。
④準拠的勢力：勢力者に愛情や信頼をもって言いなりになること。コーチなど。
⑤専門的勢力：自分よりも高度な技術をもっている人の対して従う。
⑥情報的勢力：知りたい情報をもっている人に対して、情報を得たいので従う。しかし、その人が情報を共有されると基盤が損失する。新しい情報を日々提供する。