【感想・ネタバレ】ヴェルサイユ宮の聖殺人のレビュー

あらすじ

第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作美しき公妃×カタブツ大尉密室殺人、血のダイイングメッセージ、破られた聖書……黄昏のブルボン王朝を舞台に、異色バディの華麗なる事件簿シリーズ開幕!1782年5月、フランス国王ルイ16世の従妹にしてパンティエーヴル公妃マリー=アメリーは、ヴェルサイユ宮の施錠された自室でオペラ座演出家の刺殺体を発見。遺体は聖書の切れ端を掴み、血文字を残していた。その傍らには意識を失くした男、ボーフランシュ大尉ジャン?ジャックの姿が。ジャン?ジャックは倒れる直前に、マリー=アメリーも見かけた謎の黒づくめの人物を目撃していた。マリー=アメリーは、犯人として投獄されかけていたジャン?ジャックを相棒に、事件解決に乗り出すが……第10回アガサ・クリスティー賞優秀賞受賞作。2024年2月下旬ハヤカワ文庫JA刊行予定クリスティー賞受賞シリーズ第2弾、文庫オリジナルで登場!『異端の聖女に捧げる鎮魂歌(仮題)』宮園ありあ革命前夜のブルボン王朝。公妃マリー=アメリーと大尉ジャン?ジャックがノートル=ダム女子修道院で起きた連続殺人事件の謎に挑む!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公はフランス国王のいとこの女性。
ヴェルサイユ宮にある自室でオペラの演出家が殺害されているのを発見。
またそこに倒れている男性が。
その男性とともに真犯人を探す話です。

読み始める前はラノベに近い感じで、女性はもっと子供っぽいと思ってました。
そして男性の方が大人っぽいのかなと。
実際は逆で女性の方が落ち着いた感じで、男性ががさつというか直情的な感じでした。
当時の時代背景や実在した人物も登場して結構本格的でした。
序盤はいろんな伯爵や大佐とかが出て来てだれ?なったり、ドレスの名前とか出て来てその辺はわからないので調べたりしたんですが、それでもピンときませんでした。
ベルばらを知ってる人だったら登場人物結構分かると思います。
私はさわりしか知らないのでベルばらにいたなーくらいでした。

物語の軸になるのが、カストラート(去勢された男性歌手)と諜報活動。
まず、カストラートという職業があることを初めて知ってほんとかよと思って調べたら本当にありました。
人間なんでもするなとちょっと呆れましたが、上流階級の人はこういった倒錯的なの好きそうだなとも思いました。
黒幕は分からずじまいでしたが、殺害までの経緯や、登場人物たちの背景が結構悲しかったです。
次作がすでに発売しているので、そのうち読む予定。

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2024年03月03日

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