あらすじ
幼い頃に「あか」「あお」「あき」の名を持つ3人の子どもたちを目撃し、記憶に留めていた星玲子(れいこ)。愛猫“とら”と幼馴染・丈に守られ懸命に生きていたが、幼い日の記憶がつないだ縁と、祖父がのこした幻の遺産に翻弄される。星玲子の数奇な運命は――。『雪の断章』『忘れな草』『花嫁人形』に続く〈孤児〉4部作の第4弾。
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Posted by ブクログ
画像は復刻版です。
講談社文庫で読みました。
孤児シリーズの第4弾、最終章です。
「永遠に立脚し刹那に努力すべし」。
この本に出てきたこの言葉にはずいぶん支えられました。
佐々木丸美氏のほとんどの作品は、
作品(の登場人物)同士がどこかでつながっていて、
大きなひとつの世界を作っています。
これがまた読者の想像力を駆り立ててくれるのです。