あらすじ
入社5年目。「婦人服売り場」へ突然の人事異動。天野絹恵(27歳)、人生最大のターニングポイントに立つ!!
激戦区・新宿に店を構える大手百貨店「越前屋」ふとん売り場勤務の天野絹恵。「ファッションなんて人間の表皮一枚飾るもの」と思ってたら突然の人事異動に!? 着ること、働くこと、生きること。曲者ぞろいの職場で、絹恵の真価が問われる!!
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Posted by ブクログ
働くかっこいい女性の本という感じ。
仕事着とかほんと適当になってたので、あらためて反省。
鏡に映っている自分自身を見て、いまいちな人がいると感じるシーンをみてかなりぎくりとした。自分を見ているみたい。はたから見た自分が情けないのはやっぱりつらい。しかめっつらで歩くのはやめて、背筋伸ばして生きていきたいな。そして、この主人公くらい真剣にものごとに取り組みたい。
Posted by ブクログ
お洋服が好きになる漫画。高いか安いかも大事だけどそこに携わる人の想いが熱くさせる。服を着るのは人間だけの文化。そこにこだわって生きていくのは人間として当たり前で自分がイイと思えるものに積極的に触れ合う努力をしていきたい。…と書くと富裕層と勘違いされそうだが、そうではなく服を買わなくても長いこと大切に着続けることも大事。「服を愛する」。この気持ちが大切だと作品を通じて感じた。
Posted by ブクログ
前向きに仕事をしようと思える本。異動、昇級。いいことばかりではないけど、都度試練を乗り越えていく絹子。彼女が前向きに、ひたむきに仕事に取り組んでいる姿に自分も頑張らなくては、と思わされる。ほんとうに、槇村さとるはリアルな女性像を描くのがうまいと思う。
後半はさらにたくさんのキャラクターが出てくる。デキる若手男性社員や上昇志向の強い女性社員など。彼らに体当たりでぶつかって、チームをまわしていくところはお見事。全力で、私欲なしにぶつかっていく彼女だからこそ、周りの人間が「なんか助けたくなる」と思うのだろう。ベテラン・中堅社員はかくありたし、と思った。
Posted by ブクログ
百貨店勤務をしていたことがあるので
色々と懐かしく感じる。
しかし売場の意識が低すぎて苛々してしまう。
主人公より上の人間は教育する気はないのだろうか。
とは言え14:30にお昼は別に遅くに無いと思うが。
それに社販で2万8千円なら割と良い品だと思う。
服に興味がないのに、飛ばされてもへこたれず
一生懸命勉強するのは偉いと思う。
似合っていないのに嘘を付くのは良くないと思うが、
多分大抵のお客さんは自分で良いと思っていて、
背中を押して欲しいから「どう?」と訊いてくるだろうし
難しいところだ。
自分の希望でも無いのに回された部署で、
どうしたらよいかもわからず「痩せろ」まで言われるのは
中々キツイと思う。
凌はキャラとしては好きなのだが、実際にいたら
どうしてもその物言いが腹が立つから近づきたくない。
自分に声をかけてくるのはどういうタイプか、
自分が提案できるのはどういう服かという考え方が素敵だし、
そこから考えたコーディネートが素敵だった。