【感想・ネタバレ】家族のレシピのレビュー

あらすじ

YouTube再生回数600万回超え!「NBSみんなの信州」で大反響を呼んだ感動のドキュメンタリーを書籍化。
がんを患い、「余命わずか」を宣告された母が、家族に遺した1冊のレシピノートに込めた思いとは。



胆のうがんを患い、「余命わずか」を宣告された母・三嶋伊鈴さん。歯科衛生士を目指す専門学校生の娘・優華さん。高校受験を控えた中学生の息子・健渡くん。寡黙ながら優しい父・浩徳さん。
コロナ禍で病院での面会が制限される中、家族は在宅医療を受けることを決断する。在宅医療を支えたのは、訪問診療クリニック樹の瀬角英樹医師。
NBS「看取りを支える訪問診療」取材班の中村明子記者は、瀬角医師から紹介を受け、2022年9月から家族4人で過ごす最期の日々を取材していく。
伊鈴さんが亡くなる数日前に見つかった1冊のレシピノート。材料と工程がイラストと共に丁寧に書かれたレシピの数々には、家族への深い愛情と絆が刻まれていた。

夫・浩徳さん「ありがとね。手料理おいしかったよ。あまり、おいしいって言ってなかった。ごめんね……それが当たり前だったからさ」
長女・優華さん「もっとお母さんの料理の手伝いをしておけばよかった」「お母さんは頑張ったから、すごい頼りない3人だけど、ゆっくり休んでください」
長男・健渡くん「もうお母さんとはしゃべれないけど、お母さんが愛したみんなを、お母さんを愛していたみんなを見守ってね。今までありがとう。これから先も大大大大大好きだよ」

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Posted by ブクログ

またの機会に改めて読みたいので、しばらくは積読にしておきます。

改めて読みました。
と言ってもほんの流し読みでした。
訪問診療というキーワードが気になった読みましたが、実在のかたの見取りについてのドキュメンタリーでした。
訪問診療二丈ついての詳しい解説はまったくありませんでした。
しかし内容には涙が出ました。

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2025年04月12日

Posted by ブクログ

最後の時間を在宅で過ごされた家族のノンフィクション。
大切な人に最後に何を伝えたいか。
限られた時間をどう過ごしたら、後悔なく逝けるのか。
考えさせられた。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

テレビ番組の中のドキュメンタリーが書籍化されたもので、題名と帯が気になり手に取った。

仕事の休憩中に読み始めるも涙が溢れる寸前の状態が続くため、寝る前に一気読み。ただただ切ない。コロナ禍での入院を選ばず、家族で一緒に過ごす看取り介護を選んだ本人と家族。家族の愛情と絆が温かい。

“訪問診療医の仕事というのは、『最期の時間をその人らしく生きていくために必要な医療を提供する』こと”
瀬角医師の信条だというこの言葉に心を打たれた。
急速に悪化していく伊鈴さんを診て、あと1ヵ月、あと3日くらい。と本人にも家族にも命の期限を伝える瀬角医師。伝えたいことを患者さんの意識があるうちにお互い伝え合うためだと言う。
お互いに直接伝えあって、後悔しないように。居なくなってからでは遅い。目に見える命の期限が迫っていなくとも、明日が当たり前にくることは絶対ではないのだから、家族や大切な人たちに常日頃から自分の気持ちをちゃんと伝えていきたいと思った。

【最期の時間を自分らしく生き切ったかどうか。死ぬというのは最期を生きるということ。】

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2024年03月10日

Posted by ブクログ

「家族のレシピ」というタイトルから勝手に思っていたイメージとは内容が異なるものだった

「看取り」というのは 死ぬまで生きるということ

家族が信念を持ってかかわる覚悟がないと自宅で看取りは成立しないんだろう

稼ぎ頭のお父さんが亡くなるのもそれはそれでキツいけれど やはり家庭を守るお母さんがいなくなるのは食事の部分も含めて家族のメンタルの支えがなくなり受け入れるのに時間がかかるものだろう

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2025年05月12日

Posted by ブクログ

がんは事故死や循環器系の疾患死に比べて、残された時間があるとは言うが、やはり医療者でなければ余命は分かりにくく、気分が良い日があれば、医師の告知より長く生きられるのでは?と当然期待してしまう。そのため、訪問する医師や看護師は終末期で今後どうなっていくかを、本人、家族両方に伝えて残された時間を生き切るように支援するということが、印象的でした。

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2024年04月28日

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