【感想・ネタバレ】王朝才女の謎 紫式部複数説のレビュー

あらすじ

栄華を極める藤原氏政権の時代に源氏の王朝物語が生まれた不可思議な矛盾。源氏物語は反藤原の抵抗文学なのか? 才女紫式部の実体は?
先に「源氏物語は紫式部作ではない」と提唱して多くの古典ファンに衝撃的話題を投げかけた著者が、再び大胆な推論を展開、藤原氏の系譜を遡り、物語成立年代の誤りと“作者”紫式部の実体を解明し、才女伝説の虚像と実像を浮き彫りにする。好評『源氏物語99の謎』姉妹篇。

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Posted by ブクログ

源氏物語はひとりの女性によって書かれたものではない。・・・本作の主張はときに甘く、史料批判も不十分。説得力に欠けるきらいはあるが、それでも、本質的には正しいのではないかと思わせるのが面白い。
紫式部の「ナマ原稿」が残っているわけではないので、永遠に証明しようのないことかもしれないけど。

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2013年02月28日

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