感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2010年04月15日
けっこう難しい章もあったけれど、全体としてたいへんおもしろい。
たしかに、幸福はわたしのものです。
ゾルレンの生き方なんて、しようとおもっても無理ですから。
Posted by ブクログ 2011年07月19日
これも文庫オリジナル。とりあえず、まずタイトルが気に入っちゃって。CLITORISの章なんか面白いです。ローレンス・ダレルの小説を読んだときには気づかずに読み飛ばしていたもの。
Posted by ブクログ 2014年12月06日
澁澤龍彥のエロスに関連するエッセイをまとめた作品集です。女性的原理について論じた表題作をはじめ、ホモ・セクシャリズムやフェティシズム、オナニズムを語る"異常性愛論"、有名女優をめぐる考察"モンロー神話の分析"等、29編も収録されています。どの作品を読んでも感じ...続きを読むるのですが、博識ぶり、先見の明にはいつも驚かされます。とても敷居の高い作家のように思われますが、軽妙な書きぶり、茶目っ気のある文章にあっという間に読めてしまいます。ここに記されていることを100%理解するには、読み手側ももっと努力しないと。
Posted by ブクログ 2014年10月15日
エロティシズムに関わる論考を中心に集めたエッセイ集。単行本は1967年に現代思潮社から「ホモ・エロティクス」として刊行、再編集、タイトルを変更して文庫化。文庫版タイトルは収録されたエッセイの一篇から。
I.
現代のエロス/セックスと文化/異常性愛論/わたしの処女崇拝/聖母子像について/乳房、たまゆ...続きを読むらの幻影/CLITORIS/エロティシズムと女性のプロポーションについて/セックス・アッピール/伊達男とズボン
II.
エロティシズムを生きた女性たち/デカダンスとカトリーヌ・ドヌーヴ/モンロー神話の分析/魔女について/エロティック文学史のための序説/映画におけるエロティック・シンボリズムについて/エロティックの少数派/土着の「薔薇」を探る/怪獣とエロティシズム
III.
幸福は永遠に女だけのものだ/情死とニルヴァーナ原則/科学を超えるもの/現代の悪について/自分の死を自分の手に/もう一つの意見/殺人狂時代/現代犯科帳/貝殻頌/ハート(心臓)の話
Posted by ブクログ 2009年10月04日
渋澤さんは書いた。
「生きることを受け入れる前に、まず、この無意味な人生が、生きる価値に値するものであるかどうか」と。
衝撃だった。人生を、死を、人はこんなに冷静に客観的に見つめることができるなんて。恋愛や自殺、と、すぐのぼせ上がる乙女(私)にとって、いい気付け薬になった。
Posted by ブクログ 2010年05月18日
性に関する女性的原理について論じた表題作やら、性のタブーに切り込んだ「異常性愛論」など。
なるほどなーと思いながら読んだが、やや男性本位の考え方が強いかなと疑問に思う点もあった。