あらすじ
TVアニメ絶賛放映中!シリーズ累計1400万部を超える大人気ファンタジーノベル『魔術士オーフェン』シリーズ!大ヒット・ライトノベル「魔術士オーフェンはぐれ旅」が、新装版として復活!
【収録作品】
アザリーを追って教会総本山を目指すオーフェン一行は、道中で天人種族の遺跡を発見する。そこは資格ある者のために世界の秘密を語る“魔王”を上演するための劇場。果たしてオーフェンに「資格」はあるのか。(「我が遺志を伝えよ魔王」)。キムラック教会の聖都にたどり着いたオーフェンは、マジク、クリーオウとはぐれてしまう。地下道をさまよっていると眼前に“死の教師”が現れ、戦闘に。追い詰められたオーフェンは、一つの禁忌を犯してしまう。(「我が聖都を濡らせ血涙」)。
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Posted by ブクログ
キムラックに潜入し、世界の謎へと迫る4巻。引っ張り続ける「世界の謎」とやらがまだ分からず、モヤモヤとするもののこれは苛立ちではなく焦ったさの混じった期待感である。特に劇場の再演でその一端に触れた時はゾクゾクしてしまった。「出し惜しみをしない」ことが美徳とされることが多いが、この作者の場合は逆に「出し惜しみ」が非常に巧みで、真実に擦るか擦らないかあたりで寸止めさせつつ、それでいながらしっかりエンターテインメントを魅せられるのが凄い。後半はオーフェンの禁忌の一つである人殺しがあり、なかなかに衝撃的な展開ではあったが、トライガンマキシマムのウルフウッドをなぜか思い出してしまった。これがどう転ぶかまだ分からず、世界の秘密もまだ謎のままなので評価は星3で。ただハードルが上がり切ってるので続刊も楽しみではある。