あらすじ
80~90年代に習った「日本の姿」と現代の「日本の姿」は全然違う!
この30年で、静かに激変している日本を県別に細かく解説する47都道府県本
1990年代初頭、世はバブル景気。日本の製造業も元気でしたが、インフラは信じられないほど貧弱でした。それから30年、47都道府県はそれぞれの歴史を歩んできました。平成・令和を通して日本各地はどう変わったでしょうか。
日本一を誇っていた産業が衰退した県、逆に生産量日本一を実現した県。地域を代表する企業がなくなった県、新たに企業が立地した県。歴史の教科書に載っていた事項がなくなった県、新たに記述された県。新たに世界的な観光地が生まれた県。新幹線や空港が新たに開通して経済活動が変わった県。
47都道府県のいろいろな面を30年前と比べることで見えてくる、日本の「直近30年の現代史」です!
<各都道府県で比較や解説をする主な項目>
・人口と自治体の変化
・農業・漁業・工業などの変化
・その地域で歴史的に注目されることがら
・人気観光地の変遷
・交通事情 東京直通の所要時間の変化・高速道路の伸張
・地方百貨店の興亡
・民放テレビ局の状況
・地元の大企業ベスト5の変化
・高校を取り巻く事情と進学校の実績
・全国シェア上位の生産物
・家庭の年間購入金額上位のもの
など
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
教養本としてピッタリ!もの凄くのめり込んで一気読みしました。
昔学生の時に習ったような内容も、こういう書籍でアップデートしていかないと…大変脳内遅れた情報で満載でした。出逢えて良かった一冊です!
Posted by ブクログ
なんでこういう地理本って、定期的に読みたくなるんだろう。好きなんだよなあ〜。面白い。
公式の紹介から、どんな本か引用すると
『80~90年代に習った「日本の姿」と現代の「日本の姿」は全然違う!』をコンセプトに、『この30年で、静かに激変している日本を県別に細かく解説する47都道府県本』である。
日本一を誇っていた産業が衰退した県、逆に生産量日本一を実現した県。地域を代表する企業がなくなった県、新たに企業が立地した県。歴史の教科書に載っていた事項がなくなった県、新たに記述された県。新たに世界的な観光地が生まれた県。新幹線や空港が新たに開通して経済活動が変わった県。
などなど、知識のアップデートに!
——個人的に驚いたこと、印象に残ったこと——
・五所川原立佞武多。ねぶたの山車は縮小していたが、市民が偶然見つけた明治時代の山車設計図や写真から80年ぶりに巨大な立佞武多が復元。
・茨城はさつまいもで鹿児島抜く。茨城は干し芋、鹿児島は焼酎。
・漁獲量1位が焼津港→銚子港へ。でもイワシが多く金額は少ない。焼津はマグロが多い。
・「生類憐れみの令」は教科書でお笑いネタみたいに扱われていたけれど、最近の教科書では称賛されている。野犬がいなくなり衛生環境が上がったこと、生命を尊重する価値観などが理由。
・山梨のぶどうは、デラウェア→巨峰→シャインマスカットへ移り変わる。デラウェア減ったよな、高くなって雑魚感なくなってる。
・静岡の面積 7777㎢ これもっと有名でいいよな。
・仁徳天皇陵は大仙古墳に。仁徳天皇じゃない説が出てきたため。
・下松市で新幹線の道路輸送が見える。
・あまおうの名前の由来は「赤い」「丸い」「大きい」「うまい」の頭文字。甘い、美味しいは入ってない。
・2023年に数え直したら、日本の島の数が倍になった。6854→14125。そんなんアリか!?
・鹿児島のお茶の生産が静岡抜いた年ある。
Posted by ブクログ
最近の日本の産業状況がわかりやすく書かれています。いろいろと予想外の状況も。鹿児島がお茶の生産で静岡を抜いて全国一位になったり。(すぐに翌年静岡が首位奪還)東京一極集中は良くないのでなんとかして欲しいところ。