【感想・ネタバレ】推し活経済のレビュー

あらすじ

「推し活」を制する者はビジネスを制する!?
「推し活」を紐解けば、これからの時代に必要な「人々を虜にするビジネス」のつくり方がわかる!!

今や、わたしたちの生活に浸透している「推し」や「推し活」というワード。
「それは趣味の話でしょ? ビジネスって大袈裟じゃない?」「アイドルやアニメなどのエンタメ業界の話でしょ? うちの企業には関係ないよ」と思っている方はもったいない!

今後の消費活動を担うZ世代の約80%が「推し活」をしている今。 彼らは、自分が推している人やモノを「世の中に広めたい、支えたい、応援したい」と、熱狂的な想いを持って行動する。SNSでの宣伝、消費活動、改善のためのアドバイス…etc.

そんな彼らが、もしあなたの商品やサービスを気に入り「推し」てくれたら?

本書では、「推し」や「推し活」の要素を上手く取り入れて、すでに成功している企業の実例を紹介!

・グッズ化で大人気「たべっ子どうぶつ」(株式会社ギンビス)
・世界観にはまる「北欧、暮らしの道具店」(株式会社クラシコム)
・受験生に刺さる「カロリーメイト受験生応援CM」(大塚製薬株式会社)
・お天気アプリの参加型企画「ウェザーリポート」(株式会社ウェザーニューズ)
・キャンプ好きが集結する「Snow Peak Way」(株式会社スノーピーク)

何がそんなに人々に刺さったのか、どうして人々を熱狂させるのか、わかりやすく分析&解説。

「推し」や「推し活」に対する考え方と心理を知って、人々に愛され、応援され、推してもらえるビジネスを目指そう!

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Posted by ブクログ

面白い角度からマーケティングやビジネスモデルを説明した書籍でした。
単純に推し活経済にも興味があり、他の書籍ではない内容なので興味深く読みたという意味で5評価にしました。

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2025年07月25日

Posted by ブクログ

推しという概念をマーケティング的に解剖してく話

事例が興味深かったり
身の回りに置換しやすい言葉で話が進んでくから楽しみながらサクサク

## 内容ざっくり
### なぜ推してくれる人が必要なのか?
自走式ビジネスを実現するのに必要だから

### コアとは
応援対象
嵐でいうアイドル活動

### サテライトとは
コアの周りに派生する二次的活動や要因
役割は2つ
新規顧客への認知を広めてコアを知ってもらう入り口となる役割
既存顧客が飽きずに応援し続けるためのコンテンツを提供する役割
嵐でいうバラエティ、お笑い、俳優業、個展、ニュース、舞台、グッズ、展示、コラボなど

### 推し活経済とは
コアとサテライトを行ったり来たりすることで対象に接する時間を増やし、好きの気持ちを強くさせていく構造

### 推してくれる人を作る3ステップ
1. 応援したい!と思わせるコアの形成
2. コアと関わる機会である導入と継続のサテライトの形成
3. コアとサテライトを簡単かつ自然に移動できるような導線の形成と導線を崩さないための注意

### コアに必要な要素
1. 一生懸命で誠実
2. ブレない芯もしくは世界観を持っている
3. 完璧ではないこと

これはビジネス的観点からみるとこう置き換えることができる
1. 消費者や関係者と丁寧に関わっている
2. 共感できるストーリーを作れている
3. ユーザーが共創できる隙がある


### 顧客の種類
それぞれの層への施策が必要

1. エクスプローラー
2. アプリシエーター
3. ファン
4. 推しアンバサダー

### エクスプローラー
情報を探す人
進化させるためには「価値観グループへの自分ごと化コンテンツ作り」が必要
同じ価値観を持った中規模グループに届けるためのコンテンツ作り、戦略作りを行うことで他人ごとだったビジネスが自分ごととなり好感を持たせることができる
切り口を年齢や性別とするのは主観が混じるからNO

### アプリシエーター
好感を持っている人
進化させるには「希少性での意味作り」が必要
個性を生かした面白さをより伝える施策を行うことで関わる意味を作る
関わるうちに愛着を持つようになる

### ファン
愛着を持ってる人
進化させるには「楽しい体験での愛着作り」が必要
リアルな場での楽しい体験は記憶や印象や心に残りやすい
積み重ねることで情報に受け身な姿勢から、自ら発信するなど行動する姿勢へと変わる

### 推しアンバサダー
ビジネスに対して自ら行動を起こしてくれる人
継続させるには「コミュニティでの行動作り」が必要
推してくれる人同士の交流の場があることで運営者がいなくとも新しい情報が生まれるようになる
供給が少なく推しへの愛が冷めるリスクを軽減できる
聖地を自ら生み出すのも手

### 注意
サテライトのコンテンツを見て、コアへと入ってきたときに、思っていたのと違う、と感じさせてはいけない
愛着を気づき上げる前に興味を失ってしまうから
運営側の誠実性が見えない!問題
コアのメッセージ性を整理してからサテライトを作る必要がある

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2024年10月08日

Posted by ブクログ

『推し活」という私にとってはその正体がよく分からないフワッとした現象を、とてもわかりやすく体系化、言語化してくれた一冊。
読むうちに自分の仕事・ビジネス・社会活動にも大いに活かしたいことばかりで、楽しくなってきた。
今後自分ごとに落とし込みながら、マニュアル本として活用したい。

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

この本はめちゃめちゃ面白かった!
ふだん、サブカルも疎いし、推しのビジネスも何となく沼にハマりそうで距離を置いていたのだが、マーケティングやビジネスの観点で分析してあるこの本は大きな学びがあった。
大学生が、ここまでビジネス観点での本を書けること自体も素晴らしい!

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2024年01月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

応援されるコアの3要素
・消費者や関係者と丁寧に関わる
・人々が共感するストーリーを持っている
・ユーザーや顧客が共創できる隙がある
サテライト拡充の4つの成長ポイント
・ターゲットのコミュニティ価値観分析で自分ごと化コンテンツをつくる
・希少性を最大化させた施策でビジネスの意味づくり
・リアルイベントで楽しい体験を生み出しブランドに対する愛着を生み出す
・好きが集まるコミュニティを形成せし人々の行動活性化につなげる
コアとサテライトをつなげる2つのポイント
・メッセージの統一性
・UGC

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2025年11月15日

Posted by ブクログ

購買動機としての位置づけが大きくなっている「推し」について、単なるファンとの違い、マーケティング面から見た特徴などを紹介している。

本書で繰り返し紹介されているとおり、推しとファンの違いは、自発的行動量と熱狂度にある。
推しという単語は知っていたけれど実際の経済行動は知らなかったことがいろいろあってフムフムと思った。

■推されるための3条件
・一生懸命で誠実。応援したい感情になる
・ブレない世界観。継続的応援動機になる
・完璧でない。完璧だとスルーされる

■JOMO
Joy Of Missing Out。全ての情報に追いつくことは諦め、偶然の情報や繋がりを楽しむ。インスタのストーリーとか

■LTV
Life Time Value。コンテンツの寿命とその価値の掛け算で推しコンテンツの経済圏を量る。

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2025年07月06日

Posted by ブクログ

リピーターになるためには推し活をするみたいに距離を縮めていく必要があるんだな。
宣伝ばっかじゃなくて

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2024年08月02日

Posted by ブクログ

私自身も熱狂的に推している俳優がいるので所々のファンができていく理由やお金の使い方について心当たりがありザワっとした。あーあれもこれもそんな戦略が〜って思いながら読めて勉強になった。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

推しとファンの違いは、熱量と自発的行動量の差。

内容にいまいち深みがなく、レポートみたいな本だなって思ったら著者は大学生の方だった。

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2024年11月24日

Posted by ブクログ

消費者が積極的な行動をして「推し」文化は作られる
情報過多な時代に何かに夢中になるには強烈な当事者意識が重要なんだろうな、と思った
そして「推し」が推されるためには、その意識を育み続けるための推し側からの仕組みづくりも大切で…

「推し」のいない自分にとっては、知らない世界だったので学びはあった
し活経済を自分の仕事に適用するのは難しそうだが、読み物として楽しめた

こうして感想を書くのも、ささやかではあるが一種の"推し活"なのかもしれない

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2024年04月02日

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