あらすじ
書家が教える世界から驚かれる書の教養。
明日から筆を執り、自分の念いを世界に発信しよう。
訪日外国人から人気の書道体験。
自国の文化の書道にまつわる知識を習得することで、
グローバルな人間関係が開かれていくきっかけとなります。
「筆は何の毛を使っているのですか」
「墨は何からできているのですか」
「和紙は何からできているのですか」
などの訪日外国人が良く聞く質問から、書き初めや年賀状などの
日本の伝統まで幅広く書道の教養を解説しています。
『教養としての茶道』(4.1万部突破)『教養としての着物』(1.3万部突破)
につづく待望の第3作『教養としての書道』を読んで
世界にアイデンティティを発信しましょう。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
日本人なら誰でも学校の授業で書道を習ったことが
あると思います。
考えてみればこれは凄いことです。1000年以上も
続いている伝統文化芸術を誰もが知っていて、
体験したことがあるのです。
他の国でこんなのはあるのでしょうか。
ヨーロッパで言うと誰もがギリシャ哲学を学んで
いる、ようなものでしょうか。
そんな書道はグルーバル社会の現代では、より
「日本」を表すツールの一つであると言ってもいい
ようです。
しかし当の日本人は「学校で習っただけ」で終わっ
てしまっています。
それではもったいない。
「書の道」とは何なのかを知ることができる一冊です。
Posted by ブクログ
教養としてのシリーズは、本当の初学者が手に取るにはいいと思う。モチベーションも掻き立てるような書き方になってるし、どれだけ著者が書いているのかわからないけどそのジャンルで活躍している人の公式な見解とも言えるわけだし。
最近は書が日本でも見直されていて、海外でも人気がある。上手い下手だけではない表現の世界、筆や墨といった文房四宝、永字八法や書体、書の歴史、一筆箋や名刺に添える話、変体仮名、墨蹟、花押、拓本、書くときの技術的な話とか作法とか。
Posted by ブクログ
書道に興味があるがあまり触れてこなかった人に対して、その興味の先をさらに伸ばすイメージの一冊。
書道の歴史、成り立ち、書道に関する代表的な人物や道具について一通りわかりやすく解説。
今を生きる人、またこれからの人々に書道の存在をどう位置付けるかというスタンスと内容は勉強になるものだった。
Posted by ブクログ
メルカリで売れてしまったので、手放す前にレビュー。
夏はメルカリで本がよく売れます…。
「日本と言えば、〇〇」外国の方は〇〇に何を当てはめるだろう?生活の中に溶け込んでいる日本の文化への関心が、以前より強くなってきている私。書道教室等に通ったことはありませんが、なぜか道具は家にある私。自分の中に根付いている日本人のアイデンティティを探ろうとしているのかも・・・。
本書の道具に纏わるいろいろや、書に関する歴史や人物の話を、非常に面白く読めました。音声言語ではなく文字を作り出し、文字の形に意味を持たせた人類。面白い。
「教養としての〇〇シリーズ?」日本酒、茶道と読みましたが、どれもこれも面白い。
Posted by ブクログ
『書』のなりたち、道具、ビジネスマンの身近に実はある『書』について広く紹介されていて、興味を持ってもらおうという筆者の思いが伝わってきた。
個人的には楷書→草書→行書だと思っていたのに、逆だというのはびっくりした。
また、梵字は梵天様が作ったから梵字で、今やインドや中国では廃れているというのも驚き。
昔おじいちゃんに褒められている間はどんどん進級して結構上手かったはずなのに‥と今や筆ペンで書くのもままならない自分に苦笑い。定年後のやることリストに載せておこうと改めて思った。