【感想・ネタバレ】子育てを変えれば脳が変わる こうすれば脳は健康に発達するのレビュー

あらすじ

●子育ては「脳が育つ順番」に沿って行えば、うまくいく! ●正しい脳の育て方を知れば、お金も手間もかからない! ●「心が折れない子、学びが好きな子」になる育て方! 子どもの脳の発達を長年研究してきた著者は、今「健康な発達を阻害する子育て」が増えていると警告する。幼い頃からたくさん習い事をさせる、親が帰宅する深夜まで寝かせない……。しかし、子どもを健康に育てるために必要なことはただ一つ、「脳が育つ順番に沿った子育て」だと語る。本書ではそんな「脳育て」の方法を丁寧に解説。読めばたちまち、子育てがラクになる!

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Posted by ブクログ

YouTubeでも成田さんがお話しされているものを見たことがあり、とにかく早寝早起き!の考え方に共感して本も読んでみた。こちらはページ数も少なめで文章も非常にわかりやすく書かれておりサクッと読める。なるほど、と思わされることばかり。

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2025年05月28日

Posted by ブクログ

 本書は、「子育ては、脳が育つ順番に沿えばうまくいく」という著者の科学的研究結果を基に、脳育て及びその順番について解説されたものである。脳育てを、①からだの脳、②おりこうさんの脳、③こころの脳という3段階のフェーズに分け、それぞれ説明されている。土台となるからだの脳から、それ以降のおりこうさんの脳、こころの脳に至る脳育ての重要性を認識することができ、非常に勉強になった。我が子の状況に置いてみると、からだの脳の次の段階であるおりこうさんの脳が育つ時期にあることを意識し、実践していきたいと思う。
※何冊か著者の書物を読んでみて、個人的には本書が最も理解しやすいと感じた。

【メモ】
○はじめに
●子育ては、脳が育つ順番に沿えばうまくいく。
●最初の5年間で「早寝早起き」習慣をつけることさえ頑張れば、あとは楽
○序章
●脳が育つ順番
①からだの脳(0~5歳で育つ。身体機能)
②おりこうさんの脳(6~14歳で育つ。知能・言語機能)
③こころの脳(10~18歳で育つ。論理的思考や問題解決能力)
●家に例えると…
・1階がからだの脳、2階がおりこうさんの脳、階段がこころの脳
●脳を育てるとは、神経細胞をつなげること
○からだの脳
●最初の5年間は「夜8時に寝る」生活を徹底
・我が家ではほぼ夜9時就寝であったが、仕方なしと考えよう。
●5歳までは、11時間以上の睡眠が必要
・我が家は平日夜9時~6時半(9時間半)。休日は夜早め。
●早く寝かせるためには、早く起こす
・朝6時台を目標に。休日は朝遅めになることもあるので気をつけよう。だいたいは勝手に6時半頃に起きるのでよい傾向か。
○おりこうさんの脳
●本人が「勝手に勉強しだす」ような脳をつくる
・経験を積ませる。自分をとりまく世界を見る・知る・機会を与える。
・最も重要なのが「家庭生活」。家庭は最も小さな単位の「社会」。他者との共同生活を学ぶ。家庭という社会の一員として自らを位置付けることが、広い世界を知るための最初の一歩。
●子どもの役割をつくり、自己肯定感を上げる
・すべてが人任せだと「自分は~できる」という実感を得られない。
・役割を与える。役割を果たして感謝されることの喜び、慣れるに従って段取りや作業がうまくなっていく達成感を味わえる。小さな社会の一員として役立っていることへの誇りも得られる。
●頼み事は、フルセンテンス&敬語で話させる
・「~が必要で、〇〇円するのですが、を出してもらっていいですか?」(著者のお家のルール)
・社会でも申請が必要。親は基準をあいまいにしないで判断する。
●おりこうさんの脳時代は、こころの脳の準備期間
・この時代に「思いやりの持ち方」をインプットする。→親がやってみせる。
・電車に高齢者や体の不自由な人が乗ってきたら?→席を譲る。
・レストランで子どもがグラスをひっくり返してしまったら?→親が「申し訳ありません!」と相手に謝罪する。
○こころの脳(中核期は10~14歳)
●幸福にいきるための脳が、こころの脳
・情動のコントロール。論理的思考力。想像力や思いやり。心折れずに前を向けるレジリエンスの力など。
●幼いころから前頭葉を鍛える働きかけ3点(事前の仕込み)
①安心をインプットする(前頭葉の中で大丈夫という結論を導き出す)。
②子どもの言葉を引き出すコミュニケーションをする。
③ルールを設定する。
●レジリエンス(辛いことや苦しいことがあっても、その事象を柔軟に捉えて希望を見出し、乗り越えていく力)
①自己肯定感
②社会性→周囲の人々との関係をつくる力
③ソーシャルサポート→自分は周りの人に助けられていると感じる力
○脳育て(何歳からでもやり直せる)
●子どものストレス対応力をつめるなら、まず大人から
・親のストレスは子どもに強い影響を及ぼす(親自身が自分のストレスに気づく)。
・ストレスコーピング(対処法)を多く持つ。→子どもに伝える。
・子どものストレスサインに気づく。
●「褒める」より「認める」
・認めるとは、子どもの存在を丸ごと承認すること。

【目次】
序 章 なぜ「子育て=脳育て」と言えるのか?
第1章 「からだの脳」の育て方
第2章 「おりこうさんの脳」の育て方
第3章 「こころの脳」の育て方
第4章 脳育ては何歳からでも挽回できる!

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2025年03月03日

Posted by ブクログ

小児科医・医学博士・公認心理師が書いたPHP新書。


「からだの脳」    5歳までに鍛える 早寝早起きしっかり食べる
「おりこうさんの脳」 1歳から18歳。ピークは6‐14歳、小中学生 勝手に勉強しだすよう経験を積ませる
「こころの脳」    10歳から。安心、言葉、ルール。

1階がからだ、2階がおりこうさん それをつなぐ階段がこころ 

なかなか説得力がある。
この順番を間違えて、早くから英才教育と称してがつがつ勉強させても無駄、むしろ害。

なにより親が子供にいろいろやりすぎて不健康で接するのがよくないと。そう思う。

意外だったのは、夫婦喧嘩は見せていいと。子供のことでの言い合いは見せてはいけないが、
それ以外はむしろ刺激になると。
仮に離婚になってしまったとしても、隠さず伝えるのがいいと。。。
我が家は離婚まではいかずに済んだが、長女の前ではかなり激しくケンカしていて、
それが娘の脳に悪影響を及ぼしたのではないかと心配していたが、ちょっと安心した。

大人が読むべき本。
脳の世界は奥深い。
  

序章 なぜ「子育て=脳育て」と言えるのか?(世の「育児本」が分かりづらい理由;脳には3つの種類がある―「からだの脳」「おりこうさんの脳」「こころの脳」 ほか)
第1章 「からだの脳」の育て方(からだの脳とは、生きるための脳;5歳までは、11時間以上の睡眠が必要 ほか)
第2章 「おりこうさんの脳」の育て方(おりこうさんの脳は、勉強させても育たない;子供の役割をつくり、自己肯定感を上げる ほか)
第3章 「こころの脳」の育て方(こころの脳は、幸福に生きるための脳;幼いころから、前頭葉を鍛える働きかけを ほか)
第4章 脳育ては何歳からでも挽回できる!(「脳育て」は何歳からでもやり直せる;反抗期は「先輩モード」で対応する ほか)

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2024年12月02日

Posted by ブクログ

脳の発達に合わせた子育て。路頭に迷いそうなったときに何度も読み直したい本だと思いました。

うまくいくかはわかりませんが、そんな気持ちもまるごと含めて、長い目で。

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2024年11月26日

Posted by ブクログ

子どもだけじゃなく、親自身への投げかけも実行可能なものが多く、もう一度読み直そうかな、とも思える本。

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2024年06月02日

Posted by ブクログ

現在妻が妊娠中であり、子育てについてまずは色々な本を読んでみようと重い、書店で手に取った。

短い本でさっくり読めるが、非常にわかりやすく実践にも繋げやすい内容だった。

からだの脳、おりこうさんの脳、こころの脳と脳の発達段階別に考え方や接し方を合わせていくことが健やかな成長に必要だと著者は述べている。

この本で1番参考になったのは、
最初の五年間で早寝早起きができるかが勝負
ということ。
この幼少期に自分で寝起きできる力を身につけることだけできるように親が頑張ることが最重要だそうである。

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2025年03月30日

Posted by ブクログ

実践したいこと。
からだ脳ー早寝早起き
おりこう脳ーフルセンテンスで話しかけ問いかける。「誰が、何を、どうして」
こころ脳ー否定しないで認める。前頭葉が活性化する声かけをする。例えばあなたはどう思ったか。またレジリエンス、逆境でも希望を見つけ出す力を育む。やり方は親がストレスの対処法を言う。

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2024年09月07日

Posted by ブクログ

脳科学的アプローチから、子どもをどう育てるかにういて書かれた本。「自分の子どもを有名私立に合格させた」とか「子どもを東大に入れた」というのを看板にしているママさんたちの書籍は、自身の実体験こそが全ての拠り所で、逆に言えば、「たまたま上手くいっただけでは。。」と突っ込みたくなる箇所もそれなりにある。仕方ないことだけれども。でも、成田先生は医師としての専門知識からアプローチしているので、私にとっては非常に説得的。折に触れて読み返したい本です。

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2024年06月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

勉強しない子供につい促してしまっていたけど、命に関わることと、家のルール以外はどっしり構えて見守ることが大事だとのこと。10歳を超えたら自分からやったほうが良い事はやるようになる。
見守りより口出す方が楽なんだよね。ぐっとこらえて見守れる時間を増やしていきたい。

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2024年04月29日

Posted by ブクログ

色んな情報が受け取れる時代の中で習い事や教育に追われるのではなく、まずは早寝早起きご飯のサイクルをしっかり作ることの大切さと難しさを認識した。
まずは最初の5年間、夜8時就寝ね。

期待はどうしてもしてしまうけれど、焦らずどっしり構えているようにできたらと思う。
その他もこれから始まる子育てに対して肩の荷が下りるような内容が豊富でした。

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2024年03月13日

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