あらすじ
私は殿島直紀、弁護士である。今にして思えば、私の事務所の隣に住む綾子が姿を消したことが事件の発端だった。いっしょに暮らしていた孤児たち四人を残して消えた綾子。私が密かに思いを寄せていた彼女は、姿を消す前に米軍接収地でトラブルに巻き込まれていた――。同時期、米軍宛に蒼志馬博士を名乗る人物から脅迫状が届く。「粗暴な米軍は即刻去るべし。さもなくば私の開発した殺人兵器で死にゆく運命にある」と。綾子の失踪に蒼志馬博士なる人物は関係しているのか?キザで眉目秀麗な荒城、学ランの義手探偵・真野原の活躍を洒脱に描く、本格ミステリ連作集。シリーズ第三弾。
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Posted by ブクログ
2011/06/16:「雲上都市の大冒険」の続きかと思ったらその前に「豪華客船エリス号の大冒険」の話があるようなので、エリス号の話も早く文庫化して欲しいです。
Posted by ブクログ
眉目秀麗な白スーツ探偵と義手学ラン探偵と助手?な弁護士登場の大冒険シリーズ第3作。連作短編集。わりとご都合な展開もあるが、戦後のあの曖昧な時代設定がいいよね〜。殿島さんの鈍感!と最後なじりたくもあり。続編を楽しみにしてます。