【感想・ネタバレ】大作家でも口はすべるのレビュー

あらすじ

本書は、作家たちの本音や失言、暴言を集めたアンソロジーです。
名作を生み出し、歴史に名を残した作家といえども、言葉選びを誤ることもしばしば。むしろ、必要以上に周囲を巻き込み、世間を騒がす問題に発展することもありました。

師匠である佐藤春夫や井伏鱒二を作品内で皮肉って、大叱責を受けた太宰治。
こき下ろした作家の弟子から決闘を申し込まれた、坂口安吾。
雑誌の後記で、原稿料や各号の売れ行き、もうけの有無まで公開し続けた菊池寛。
新聞社入社にあたり、教師時代の不満を新聞紙面にぶちまけた夏目漱石。
「好きな人の夫になれないなら豚になる」と友人に漏らした、若き日の谷崎潤一郎……。

収録したのは、明治から昭和にかけて活躍した、誰もが知る大作家の逸話。問題発言を含む随筆や手紙、日記、知人らの回想文などから、作家たちの言動を探りました。
大作家による、人間味あふれるぶっ飛び発言の数々。楽しんで読んでいただけると、うれしく思います。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

戦前の作家群についてはつまみ読みするには文体が重い。
気になる個人については探ろうとする気も起きるが、引用メインのこういった羅列だと飛ばし気味になる。

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2024年04月14日

Posted by ブクログ

先日読んだ「菊池寛」の話からの流れで。
学生時代に大好きだった太宰の逸話や夏目漱石、芥川と、少し意地悪なこぼれ話に主力を置いている。読んでいると今のSNS社会と変わらないと思うが、当時は一部識者のみの参加だが今ならどんなだろうか

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2024年03月03日

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