あらすじ
「判断力はセンスだから、鍛えられない」
そう思っている方は、大間違い。
判断力は、ちょっとしたコツで、だれでも身につきます。
それを身につければ、仕事のムダがなくなり、周囲に頼られ、売上につながります。
ビジネスをしている以上、判断を避けるわけにはいきません。ですが、エリートと呼ばれる方でさえ、正しい判断力を身につけているケースは非常に少ないのです。
本書は、みなさんの中にある10の能力を引き出し、日々の仕事に役立つ判断力を鍛える一冊です。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
インバスケットの体系は書かれているが、詳細は書かれておらず、本気でインバスケットを身に着けるには、別途教材等に取り組む必要があることを分からせてくれた一冊。
ただ、「判断」に対する分析は鋭く、しっかりと学んでみたいとも思った。
《特におもしろかった内容》
判断ができない人のパターンは、下記3つ。
①考え方が堂々巡り,結論を出す中のあるプロセスで止まったり戻ったりして、結論にたどり着かない。
例)「仮説」を立てて「情報収集」に進むが、なぜか次の対策立案に行かず、また「仮説」に戻ってしまう。
→同じプロセスを繰り返す回数の制限を設ける。
必要以上に情報を集めない。
情報の裏付けが取れたら迷わず次のプロセスに進む。
②失敗が怖い。その結果、責任転嫁できるような伝達方法になり、結果的に相手に伝わらない。
例)「なるべくその方向で進めておいてください」などのあいまいな支持を相手に伝えてしまう。
→判断をしない判断」を下すことによって生じる、もっと大きな危険を考える。
③深く考えすぎて、本来判断すべきことを見誤る結果、判断できなくなる。
→判断することを明確にする。判断することの優先順位をつける