【感想・ネタバレ】「日経平均10万円」時代が来る!のレビュー

あらすじ

30年ぶりのインフレ到来、新NISA始動……。
環境が激変する中、
1兆円を運用するプロ投資家が、
これからの投資の勝ち筋を指南します。

“「ひふみ」の藤野さん”、
8年ぶりの「投資ど真ん中」の一冊です。

■「眠くて退屈」だった日本の“大企業”が変わり始めた
■日経平均は上がるしかないが、
日経平均10万円の世界が幸せとは限らない
■新NISAで「投資するかしないかは自己責任」に
■4つのグループに分けて成長銘柄を読む
……など、インフレ下の「格差拡大」を乗り越える思考法と投資術!

【著者からのメッセージ】
今、日本は大きな転換点に立っています。

「日経平均10万円」はけっしてバラ色の世界というわけではありません。
転換点の向こうでの私たちの選択によって、
未来は明るくもなれば厳しいものにもなりうるでしょう。
そのような未来が見えているからこそ、今回、

・私たちを取り巻く経済環境がどのように変化しつつあるのか
・なぜ日経平均が10万円になると言えるのか
・その前提のもと、私たちがどのように動くべきなのか

を多くの人にお伝えしたいと思い、本書の執筆を決めました。

今は日本の未来に明るいイメージを持てていないという方、
日本株にこれから投資していいのか迷っている方、
新NISAスタートにあたって投資を始めるべきかどうか考えている方など、
幅広い方にぜひ本書をお読みいただければと思っています。

もちろんこれまで株式投資に取り組んできた方にとっても、
投資のあり方が根本的な変化を迫られる中、
今後の投資方針を考える上で参考にしていただけるはずです。

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Posted by ブクログ

今までの時代にはかってみたことがなかった時代にいて、金融情勢、国際情勢も激動です。

金、銀を買うとかを除いて、なぜ最優先で、日本株、日本企業に投資をしていくことが一番の重要事項かというと、例えどんなに日本が嫌いで、嫌だったとしても、辛いとしても、将来も日本で生きて生活をしていくことはまず間違いがないことなので、それなら少しでも自分自身が日本で良い生活をしていくためにも、自分なりに、自分の意志で、好きな、応援をしたい日本企業を自分なりに選択して投資をしていく以外にはどう考えても他に選択肢がなくなります。

はじめにー
第1章 海外投資家が日本株を買っている理由
1「伊藤レポート」がもたらした漢方薬のような効果
2「眠くて退屈」だった日本の”大企業”が変わり始めた
第2章 「日経平均」は10年後に10万円を超えている
1バブル期の異常値を除けば、日本株は「右肩上がり」だった
2デフレからインフレへ。転換の背景
3日経平均は上がるしかないが、日経平均 10万円が幸せとは限らない
4「投資は悪」の思い込みから脱却し、インフレ下の格差拡大を乗り越える
・日本の働く人たちは「自己研鑽」の気持ちも低い
・私は、投資というのはお金を投じることだけでなく、自分が持つさまざまなエネルギーを投じることで未来からお返しをいただくことだと考えています。
・「ありがとう」が生む大きなリターン
第3章 生成AIの本格普及が「運用のあり方」を変える
1新NISA始動で問われる「アクティブファンド」の意義
2生成AIの本格普及が株式投資に与える影響
3投資でAIに勝つには「10年先」を見る
第4章「10年後」をつくる銘柄はこれだ
1 4つのグループに分けて成長銘柄を読む
2 「10年後」をつくる企業たち①ザ・プライム
3 「10年後」をつくる企業たち②ネクストジャパン
4 「10年後」をつくる企業たち③テンバーガーズ
5 「10年後」をつくる企業たち④グローバルスターズ
6 10年後の「日本の未来」、私はこう考える
第5章 10年後を「みんな」で考える理由
1 10年後のあるべき姿をみんなで考える「目論見クラブ」
2 「ウェルビーイング」から投資を考える
おわりに—

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2024年10月28日

Posted by ブクログ

日経平均の未来は明るいんじゃないか?
ともともと思っており購入。
考えていることに似ている部分があり賛同できた。
ありがとう投資の話は印象に残った。

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2024年02月12日

Posted by ブクログ

藤野さんの本は毎回チェックしていますが、今回は、最近の企業への考え方が知れたことが良かった。また、日本取引所グループの考え、M & A 総研の仕組み、肥満症治療薬GLP-1など知らない分野の話も多かった。


まとめ
〇日経平均10万円時代が来る根拠

日本企業は本質的に変わりはじめている、大企業も変化している
→大企業の社長が若返り、トップとして経営にフォーカスする覚悟があり、成長志向を持つ人が増えてきた

日本企業のガバナンスは改善している
→社外取締役の増加、指名委員会・報酬委員会の増加、機関投資家との対話を重視


インフレは加速する
→労働力不足が今後続くため、給与をあげないと維持が出来ない
→AIで電力需要は増加するが、脱炭素化の方針で発電量の維持は困難・・・天然資源の価格は増加する

インフレで日経平均は上がる
→株式市場は名目経済の状況を反映する

ChatGPTの台頭・10年先を見ることが必要
→短期的な投資はAIに人間は勝てない。10年先の良い未来を想像して、それを実現できる企業を応援する形で投資することが重要



面白い企業
〇日本取引所グループ(岩永守幸社長)
→株式の取引所自体が「日本株の株価をあげていく」という強い意志がある!

〇SHIFT(丹下大社長)
→野村総研やNTTのようなSE総合サービス会社になる
業界の中抜き構造に問題ありという社会課題をもっている

〇M&A総研(佐上社長)
・M&Aの仲介会社
・日本でトップクラスの20-30代の人材を集める
・集まる理由
①年収が高い ②どうすれば給料が増えるかの基準が明確
③成功した社員がノウハウを開示すれば給料があがる

〇肥満症治療薬GLP-1(ノボノルディクス、イーアイリリー)
週に1回お腹への注射で体重が5-20%減少可能

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2024年01月22日

Posted by ブクログ

少し前の本になるが今の経済状況に相通じるところがあり勉強になった。
どういった株がもうかるかではなく、投資に対してのアレルギーをなくしポジティブに将来にかけていくというマインド形成に役立つと思った。

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2025年06月17日

Posted by ブクログ

10年後を見据えて応援したい企業に投資しようと強く感じさせられた。
ひふみ投信のPRである部分も散見されたが、確かにあるべき未来を考え応援するのが元来の投資であり、その考えのもとアクティブファンドを運用しているひふみ投信の考え方には納得した。

実際に10年後に日本はインフレが進むことは確定的未来であり、現在日本円の価値が下がり安いのは危険である一方、他者と差をつけるチャンスであると感じた。現金で持っておくリスクをヒシヒシと感じたので分散投資していきたい

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2025年01月17日

Posted by ブクログ

日経の雑誌で紹介されていた。

レオス・キャピタルのCEOの著者が10年後に日経平均株価が10万円を超えるとして、投資を勧めている。

ひふみシリーズの成績がよくないようなので、ちょっと説得力がないかなとは思いつつ、興味深く読んだ。具体的な銘柄も紹介されていたので調べてみようと思った。

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2024年05月09日

Posted by ブクログ

東証がPBR1倍割れの企業に注意喚起した。
東証も実は株式会社であり、
取引される株の値段が上がるか、取引数があがるか、で手数料が上がる。
すなわち、ビジネスでやっている。

でも、だからこそ、強いのかもしれない。
東証自体も変わろうとしているのかもしれない。


バブル期こそ実は、株価が高すぎて、
今は実態が伴っている、というのは、面白い。
PERは、株価/EPS(利益/一株)で導かれるが、
グローバル企業は15-20倍、つまり株価は15-20年分の利益を取り込んでいる。
バブル期の日本の株価は、70倍。
昨今は、グローバルの値に落ち着いている、と。

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2024年03月03日

Posted by ブクログ

投資は、ネガティブではなくて、ポジティブである。このイメージは、未だ日本人には馴染まないものであり、ギャンブルだの博打だのそういう投機的なイメージを先行しがちである。バブル期の日経平均のからくり、そしてバブル期を超える価格まできた日経平均株価の今後を、わかりやすく解説している。新NASAを皮切りに投資に興味をもって、投資を楽しいと思える人は増えると私も思っている。だからこそ、投資初心者は、株価が上がった、下がったで一喜一憂せず、長期間運用することをおすすめしている。日経平均10万円時代が実現する可能性が高いことから、私もコツコツ日本株に投資しようと思った。応援したくて、共に成長し合える企業に。

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

2024年12冊目。満足度★★★★☆

主に日本株で運用する「ひふみ投信」の運用責任者・藤野英人氏が著者

最近、株価が上昇傾向にある日本株を巡る近年の経緯のおさらいと、現在の環境認識、および今後の展望をコンパクトにまとめた好著

個人的にヒントも得た

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2024年02月12日

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