【感想・ネタバレ】失敗してわかった。リーダーが絶対に知っておくべき50のことのレビュー

木下悠

今の時代に求められるシリーダーの役割とは？
メンバーとチームをまとめ、成功に導く５０の方法を教えます！

今までプレイヤーとして十分な実績を出してきたのに、リーダーになったらどうもうまくいかないという人はいませんか？
プレイヤーとマネジャーでは役割が違います。しかも、一昔前であればマネジャー的な役割だけでよかったのですが、今は最前線のプレイヤーとしての役割もこなさなければなりません。つまり「管理職の仕事」と「プレイヤーの仕事」という、「役割が違う仕事」を両立する能力が必要になるのです。

リーダーは何かの決断を下したり、方針を打ち出したりしなくてはなりませんが、自身がいつも迷っていると、部下からの信頼感は薄れていきます。そうならないためにも、リーダーがぶれないように、基本的な方針やベースとなる考え方を持つ必要があります。
本書は、リーダーは何をしなければならないのか、どのように考えて行動すればいいのか、問題が起きたときどのように対応すればいいのかなど、基本的な心得と行動規則を50項目で学ぶことができます。
これからのリーダー像を、著者がリアルな現場で体験してきたことをもとにまとめました。
自身が数多くの失敗から学び、改善し続けてきた結果うまくいったことをアドバイスしています。

チームの業績が上がらない、上司と部下の板挟みに合う、チームが成長しない、部下が言うことを聞いてくれない、自分の仕事に追われて周りを見る余裕がない、などの悩みを抱えたときに解決に導く1冊です。

[ブクログ · ★★★★☆]

読みやすくて分かりやすかったです。

リーダーとしてこれをやれ！あれをやれ！
こういう考えで結果を出せ！
というような強い内容ではなくて、どうしたら雰囲気を向上させられるか、メンバーそれぞれの個性を活かせるかに注力する内容で、失敗例から教えをもらいました。
自分勝手に作りあげた理想だったり、過去の成功体験だったり、そんなものはいらない。
目を向けるべきはどこなのかを考えながら、メンバーと向き合えるリーダーにやがてはなりたいです。