【感想・ネタバレ】乙女ケーキのレビュー

あらすじ

髪型もファッションも、何もかも自分の真似をする友人・ゆかりに苛立ちを隠せない沢木。真似される“自分”というものがわからなくなった彼女は、ある日、ゆかりに怒りをぶつけるが……少女なら一度は感じる思いを描いた「ショートカット」ほか、少女期ならではの、繊細で残酷な心のかたちを鋭く描写した傑作作品集。少女は少女に恋をし、傷つき、憎み、愛する――甘いケーキのような女の子の魅力を堪能してください。ぴりっとした毒が隠し味です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

男性向けまんがも書いてらっしゃる、タカハシさまの女の子同士のまんがを集めたコミック。

表紙がとっても好きです。ケーキやお花に囲まれた、色んな感情を抱えた女の子たち。
ケーキやお花が大好きでも、ケーキやお花にはなれないんですよね。

百合って、女同士でしか分かり合えないことを共有しあう関係性が魅力のひとつなんじゃないかなあと思うのですが、
タカハシさんはそういう感覚を描くのがお上手だなぁと思います。
後は、好きと嫌いの曖昧な(むしろ混在している)感覚とか。
「みちくさ」と「夏の繭」が特に好き。

あとがきにある、ネームの一助になったエピソードに萌え狂いました…。

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2009年10月04日

購入済み

広義的な百合

恋愛の百合より、女の子同士の消化きれない感情を見させた気がします。
みんな「タイガーリリー」が好きなようが、自分は「彼女の隣り」が一番好き。あれはもはや百合ではない、執念です。そんな執念深き百合に、自分を共感させるとは、すごいことです。

#切ない #深い #ドロドロ

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2025年07月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

甘い毒。切なくって、じわじわくる。
この作品集をこの時期に読めるって、なんだか幸せだな、と思った。

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2014年01月12日

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タイガーリリーの手法に驚かされました。
みちくさの女の子を好きなふりをする女の子の心情もなんかリアル。

甘ったるい毒薬の原液みたい。

中学生の頃から考えていた、永遠のものとは何か、という疑問を解決してくれました

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2012年01月30日

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女の子独特の感覚が。繊細な空気大好きです。
百合見たことない人や苦手な人にもお勧めします。全然大丈夫かと。

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2011年02月12日

Posted by ブクログ

毒入りキャンディーみたいなそんな少女達の話
ただ甘いだけじゃなくてそこがいい
絵も繊細でどこか暗さ?のある絵柄でいい

個人的には「タイガーリリー」と「夏の繭」が好き

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2010年09月25日

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これに出てくる女の子たちが大好きです。とても可愛くって、けれどどこかに毒を持ってる。残酷で、そして綺麗。タイガーリリーは名作ですね。

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2011年02月08日

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綺麗な百合。でも綺麗だけじゃない。虚像じゃない女の子は甘くて苦くて切ない。
タイガーリリーが凄く好きです。

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2009年10月04日

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タカハシマコの描く世界は独特で、その雰囲気にハマる。
女の子の気持ちがリアルに描かれた百合コミック。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

毒のきいた話やら、体の一部分にコンプレックスがある話。
個人的には、髪が好きな作家さん、ということでも好きになれる。
人形のような、砂糖菓子のような、それで居て純粋に「黒い」子を書く。
だけれど、サンダルで学校に来る気軽少女のように、明るい面を推してかくことも。黒を知っているから、明るい面も知ることができるのかしら。
絵風と雰囲気、素敵。百合としては弱いものもあるけれど、それはそれで。

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2009年10月04日

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淡い乙女の恋心。繊細で、ずきずき痛くて、少し歪んでる。
百合漫画だからなのか、恋愛に滑稽さやリアルな打算をあまり感じさせません。
少女の残酷さと潔癖なまでの純粋さが美しい世界です。
『タイガーリリー』が特に良かったと思います。

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2013年10月05日

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雰囲気が好き過ぎてヤバイです。
軽い百合で読みやすく、その中に毒があって良かったです。
ただ少し分かりずらい話が多いなと思いました。

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2013年08月07日

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百合の作品では、2人の女の子の間に揺れ動く空気を大切にしなければならない、というのが自分の評価基準なのだが、百合的要素の描写にこだわらず、感情の起伏を捉えた内容、そして課題の設定が絶妙と言える作品である。短篇集の特徴を活かし、問題のひとつにテーマを絞って綴られる、等身大の少女達の姿に誰もが共感できるはずだ。ケーキを崩しながら食すという刹那的、退廃的なイメージを読み取れる表紙の絵に惹かれたら、迷わずに一度読んでもらいたい。

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2013年06月05日

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可愛らしい百合、という作品ではなく、女の子なら皆感じたことのあるような微妙な同性へのうっとうしさ、複雑な感情が表現されている作品です。より女の子が愛しくなるようないい本だと思います。

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2012年01月12日

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甘くて苦くて可愛くて可愛くない女の子の話
思春期に偏りがちな感じもするけど、そのへんの年代の不安定さはある意味魅力的だよなーと思う

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2010年08月04日

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個人的に初めて購入したタカハシマコ作品
桜庭一樹さんの帯紙があったので購入したという

bitter sweetと言う感想でした。

百合と呼びたくば呼べばいい
甘いだけでは無い作品でした。


タイガーリリーがお気に入り

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2010年05月30日

Posted by ブクログ

タカハシマコさん好きで買いました。
この人の描く女の子同士の恋愛ってすごくリアルで儚くて
切なくて良いなぁと思いました。何ていうか女の子同士の
恋愛ってちょっと痛々しい感じがするんですよ。今にも
壊れてしまいそうな危険をはらんでるというか。その感じが
すごく出てて良いです。

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2010年03月29日

Posted by ブクログ

百合百合してます
なんかこういう一時の気の迷い的な
思春期のあんなかんじの百合がたまらん好きです(変態

実際自分中学も高校も女子高だったがこんなことはなかったがな。
むしろサッカー選手にはぁはぁしてたなあ

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

「熱くて苦いコーヒーに浮かんだ、甘くて冷たい生クリームみたいな存在感」

と、帯にて小説家桜庭一樹さんが仰っております。が、正にそれ。
ただ「毒がある」とよく耳に入ってきていたのでどんなもんかといざ読んでみたら
個人的にはそこまで強くはなかったかな。かといって全くなかったわけでもなし。
でもこういった物にあまり触れず過ごした方が読めばそれなりにグっと感じるかも。
兎にも角にも桜庭さんの言葉通りです。
一冊丸々百合だけど余程苦手じゃない限りは一般の方もすんなり読めそう。
特に女性なら共感できる女の子が一人はいるはず!何でも真似してくる子とか居たよね〜。

収録作の一つ「タイガーリリー」は傑作!良い意味でちょっと衝撃を受けました。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ことごとく女の子特有の毒があって痛い痛い(悪い意味ではなく)。
とくに「タイガーリリー」の話が好きかも知れない。
でもやっぱり痛い。半年に一回読み返しては痛い痛いとなりたい。

ただ女の子が皆同じ顔なのが勿体ない。

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

「世界で女の子は私だけだと思っていた」

《カテゴリー→女女、女子校、同期》
甘い絵柄に反する辛辣な切り口が凄い。
これ読んでドキリと眉を顰めるオナゴはたくさんいると思う。
その、実は真性じゃない、オナゴには攻撃的な漫画。
だけど、最後には優しく心を包んでくれる漫画。
自称オナゴスキーの皆さんは、読んでみてその痛みが如何ほどかで自身のレベルを知れるかも?
いやでもこれは人類の女の子みんながイタタタ…ってなる作品かも…。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

絵柄に惹かれて買った百合漫画。色んな女の子同士の関係が描写されていて、人によって刺さるものも変わってくるのかな、と。私は「ぬいぐるみのはらわた」と「サンダル」が好きでした。片方が裏側に大きな感情を抱えてるのが好きみたいです。

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2020年07月23日

Posted by ブクログ

「リップつけてまつ毛あげて…レースの下着つけて そうやって武装してないと不安なのよ バカみたいだよね 鎧の重さでどんどん動けなくなるのよ」

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2014年02月21日

Posted by ブクログ

可愛いことは可愛いとは思うけど俗物的な可愛いっぽさ。
少女の残酷さってもっとどぎつくひどいイメージ。

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2011年05月14日

Posted by ブクログ

友だち推薦の百合マンガ。短編集。当たり障りない話が多いので軽~く読めます。百合に興味なかったらさっぱりつまらないかも。でも「タイガー・リリー」だけは読んで損はないと思うのであった。

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2010年08月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

タイガーリリーは面白かったけど……。
確かに思春期の女の子をよく表現してるんだけど、表現しすぎというか。
ある種リアルを求めすぎた結果というか。
私から言わせれば「百合」というより「女の子同士」というか。

多分これは個人の好みでしょうが、
女の子が女の子を好きになる、
という「辛さ」が若干足りなかった気がします。

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2011年10月23日

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