あらすじ
デジタル時代だからこそ「感動」を伝えられる営業マンになれば差別化できる。 伝説の‟トップマネジャー"直伝 ! 見込み客をファンにする「売れ続ける」技術 永続的にものを売ることができる人は、自分のファンをつくれる人。すなわち「応援される人」である。 本書では、プルデンシャル生命保険でトップ営業マン、トップマネジャーとして結果を出し続け、現在でも研修やセミナーで優秀な営業マンを指導し続ける‟営業のプロ"が、実際にあったさまざまなエピソードを交え、「自分のファン」をつくり、売れ続ける方法を紹介する。 ・自分が相手のファン第一号になる ・形のない商品は「必要性」で売る ・難しいことをやさしく説明するのがプロ ・「データ」ではなく「情報」を語る ・初対面は15分だけで雑談をしない ほか
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Posted by ブクログ
「ラーメンを気持ちよく食べていたらトップセールスになれた」読書感想文──タイトルに惹かれた一冊から、想像以上の学びがあった
正直、最初はタイトルのインパクトに惹かれて手に取った一冊でした。
「ラーメンを気持ちよく食べていたらトップセールス?」
一体どういうことなのか。
話題性のあるタイトルなのか、それとも深い意味が隠れているのか。
そんな興味本位で読みはじめたのですが、気づけばページをめくる手が止まらず、想像以上の学びを得られる時間になりました。
■ “気持ちよく生きる”ことが成果につながるという逆説
この本が最初から最後まで一貫して伝えているメッセージは、
「自分の状態が整えば、成果は自然についてくる」
という極めてシンプルで、しかし多くの人が見落としがちな真理です。
ラーメンを気持ちよく食べるという行為は、
言い換えれば“自分の感情を整える”ということ。
焦り
緊張
不安
ストレス
こうしたネガティブな感情は、セールスの場面だけでなく、日常のあらゆる判断を曇らせます。
その状態で頑張っても、なかなか結果が出ない。
逆に、「気持ちよく生きる状態」をつくれたとき、人は自然と行動が前向きになり、伝える言葉にも熱が宿り、相手に届く。
この本は、その“心の状態”の重要性をわかりやすく、そして具体的に教えてくれます。
■ セールスは“技術”よりも“姿勢”が先にくる
読みながら特に印象に残ったのは、
トップセールスになるために必要なのは、小手先のテクニックではなく
“相手を大切にする姿勢”だという点です。
相手に好かれよう
相手を説得しよう
数字を追いかけよう
その前に、
「相手の人生にとって、この商品は本当に良いものなのか?」
「相手の時間を奪っていないか?」
「相手が笑顔になる未来は描けているか?」
この“姿勢”が整っていると、不思議と人は動く。
これは、セールスだけでなく、事業家としての在り方にも深く通じる部分でした。
■ 自分の機嫌を整えられない人は、誰かの心を動かせない
ラーメンを気持ちよく食べる、という象徴的な行動には、
“自分の状態に責任を持つ”という意味が込められています。
どれだけ仕事が忙しくても
どれだけプレッシャーがあっても
どれだけ目標に追われていても
自分を乱したまま戦い続けても、結果は長続きしない。
むしろ、自分の機嫌を整えることこそ、成果への最短ルートになる。
僕自身も、パフォーマンスが高い日は、心に余裕があって、行動が軽くなり、言葉がスムーズに出る。
逆に、焦りや不安を抱えている日は、同じことをしても“重くなる”。
この差を、改めて言語化してもらえたような感覚でした。
■ 良い状態でいれば、自然と周りから応援される
本書の中では、トップセールスの人たちの共通点として、
“人に応援される空気感を持っている”
という部分が繰り返し描かれています。
それはコミュニケーション能力の高さでも、カリスマ性でもなく、
「この人といると気持ちが軽くなる」
「この人の話をまた聞きたくなる」
という“雰囲気”の力。
その雰囲気をつくる源泉こそが、
“自分が気持ちの良い状態で過ごしているかどうか”
なのだと気づかされます。
人は気分の悪い人を応援しない。
逆に、気持ちよく生きている人には、自然と協力したくなる。
そんな人間心理の本質を、非常にわかりやすく示してくれる一冊でした。
■ 結局、成果とは“人が動いた結果”である
トップセールスとは、商品を売った人ではなく、
“人を動かした人”です。
そして、人が動くのは、
・誠実さ
・丁寧さ
・楽しさ
・安心感
・余裕
こうした“見えない要素”によって決まる。
この本を読みながら、
「見えないものほど、結果に直結する」
というビジネスの法則を何度も思い出しました。
ラーメンを気持ちよく食べるという、誰にでもできる行動の背後にある
“自分の状態を整える力”こそ、トップセールスの本質なのだと深く納得しました。
■ 最後に──タイトルに負けない深さを持つ一冊
この本は、タイトルで目を引きつけながら、
中身では“本質の仕事術・本質の人間関係・本質の成果の出し方”が丁寧に語られています。
読後に残ったのは、
「成果の前に、まず心を整えよう」
「機嫌の良さこそ、最大の武器だ」
という、シンプルだけど忘れがちな原点でした。
タイトルに惹かれて読みましたが、ただのキャッチーな本ではありませんでした。
むしろ、誰よりも“人の心”と“自分の状態”に向き合ってきた人だからこそ書ける、非常に深い内容。
読む前より、読む後のほうが、確実に気持ちよく仕事ができる。
そんな一冊でした。
Posted by ブクログ
大切なのは「商品」でなく「考え方」を売る
平生(へいぜい)
→普段の何気ない生活の中に実力が出る
目指すのは「信頼・感動」の紹介
相手の反応を見るためにトークは丸暗記
→トークに頭のリソースを割かない
応援したくなる人
①明確な目標②全力で頑張ってる
→目標と日々の努力が一致していること
一緒にいて楽しい「笑かすやつ」が採用条件
「そこまでやるのか」を追求する
データは比較されて勝ったり負けたりする
プロとしてファンを魅了し続ける人の共通点
→理想の自分に褒められたい
プロとしての考え方
→自分がそこに立ってる理由、目的が明確
クロージングをせずに逃げない
学ぶの4段階 知る 理解する 疑う 超える
やる気は 欲求×成功期待感
謙虚な人とは、学ぶ姿勢のある人
Posted by ブクログ
2021.2.21に一度読んでアウトプットせずにいた一冊。再読したところ色々な発見があった。
タイトルは筆者のことかと思いきや、筆者の部下のエピソード。
営業テクニックのノウハウよりも、マインドセットに重きが置かれている。
「平生」を大事にすべしという主張は、「7つの習慣」とどこか似ている。
とにかく熱い語り口で、読む手が止まらない。
プロとは何か、そして新米がプロになるためには何が必要か、比喩も織り交ぜて非常にわかりやすく書かれている。
ビジネス本というよりも、自己啓発本に近い。
仕事をしている自分を振り返るときに役に立つ内容ばかりなので、行き詰まったときにまた読み直したい。
Posted by ブクログ
営業=ファンクラブマーケティング
保険屋さんじゃなくても
見習いたいと思う内容が沢山ある本。
-営業の目的は[役に立ちたい]
お客様の役に立つ為に商品を売込む。
-インプットはアウトプットの為
アウトプットできる知識量が
お客様の損得に繋がる。だからインプットする。
-自分が勝負できる土俵を探す。
そこが1番自分の魅力を表現できる場所。
営業に向いてない人なんていないのかも。
-プロとしてのスタンスを明確にして
-スキル知識をつける努力して
-“平生”を磨きながら自分の勝てるカード(魅力)で戦う
読み切ったあと、営業職が少し誇りを持てる本
Posted by ブクログ
なにより「平生」
日ごろの姿勢、心掛け、佇まいこそ大切。
自分がなりたい姿に向かっているか。
情熱を持って、当たり前のことを当たり前にやることなんですよね。気持ちよく自分に正直に生きること、これがいちばん大事。
一気読み、いい本です。
Posted by ブクログ
営業に必要な極意について、具体的にどのような行動に落とし込んでいくのか、分類して書かれていたのが分かりやすかったです。
今回は保険営業を事例として記載されていましたが、営業としての心構えや楽しむ心など、根幹に必要な内容はどの商材でも活きると思いました。
全体的に読みやすく、あっという間に終わった感じが良い意味で感じました。
Posted by ブクログ
平生の大切さ。
そして、中途半端な思考をやめて、自分で信じたことをひたすらに試してみること。自分でも行動してみること。突き詰めてみること。うまくいかなかったら他の人のことを試してみること。