【感想・ネタバレ】ケーキ食べてジム行って映画観れば元気になれるって思ってたのレビュー

あらすじ

世に溢れかえっているストレス解消法。 お酒、運動、映画鑑賞、人と話すなど、その方法はさまざま。 でも心を軽くするつもりで試しているのに、逆効果になってしまうこともあります。 「お酒を飲んで忘れようとしたけど飲み過ぎて罪悪感」 「気分転換に運動をしたら逆に疲れてしまった」 「泣ける映画を見たら余計に悲しい気持ちに……」 ストレスを解消するはずが、むしろ悪化してしまうこともよくあるでしょう。 これはストレス解消法の「正しい」使い方を知らないからです。 ただお酒を飲めばいいのではなく、ちょうどいい飲み方が知る、 映画を見るにも、悲しい涙より嬉しい涙を流せるものを選ぶなど、 ストレス解消法には正しい使い方があります。 本書では多くの人がなんとなく捉えているストレスの正体、そしてその正しい解消法を解説。 「何をしてもストレスが減らない」と悩む人たちに新しいストレスとの付き合い方を提案します。

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Posted by ブクログ

ストレスとは何なのか解説するだけではなく、よくあるストレス解消法をもっとより良いものにするためにアドバイスもある。1回は読んでおいていいかも。ストレス解消法が見つからない人に。

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2024年05月17日

Posted by ブクログ

ストレスは予防がいちばん大事。体調を崩してからの回復は、時間もお金もたくさんかかる。

◾️嫌なことをされたら、No!と言う勇気を持つ
◾️つらいときは、SNSから離れる
◾️外出は可能であれば毎日する、朝の早めの明るい時間にする。

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2024年05月14日

Posted by ブクログ

全然関係ないけどイクラ丼だと思ってた。表紙の絵。
ケーキだった。

最近はやりの韓国人のエッセイぽいデザインとタイトルだったのでてっきりそれかと思ったら違った
韓国人エッセイは好きで何冊か持ってるのでそう思いました、最近似たようなの多すぎるなと感じるけどね。
この本は精神科医の方がちゃんと書いてた本だった。どんな人かは知らないけど。
でも精神症状を分かりやすく教えるYouTuberもやってるだとか。絶対忙しいのにそんななかすごいな…

こないだ別の心療内科医の方が書いた本「心療内科医が教える本当の休み方」鈴木裕介
を読んだのですがその内容とも通ずるところがあり、なんというか、互いの本が互いの内容を補足している感じでより分かりやすかった。どっちも読んでてよかった。

世間に極ありふれたストレス解消法は、実は全員に当てはまるわけじゃない、これはその人の疲労度や考え方によって毒にも薬にもなるんだよってことを教えてくれる本だった。
じゃあどうしたらいいのか、まで書いてくれているのでありがたかった。自分に合った方法を考えることができた。

以下印象に残ったことば
・忙しいと疲れを感じない
まさに本当にその状態に陥ったことがあって、というか生きてればみんな少なからずあると思うんだけど、例に漏れず私も仕事でもプライベートでも予定をみちみちに詰めて、そのあと大きく落ちた。7年続いた。

・「普段できていたことができなくなるのは思った以上に精神的なダメージになる」
本当にこれもそう。今まで普通にできていた仕事ができない、人とどうやって話していたか分からなくなる。
楽しくできていた趣味に興味がわかない。いつも行ってたお店で買い物ができない。(動悸や不安で身体が動かなくなる)
つらい、どうしたんだろう、気のせいだよねまたやってよう→できない→つらい 負のループ完成

・「同じ出来事であっても人によって感じ方はさまざまなので、同じ悩みに対して別の人の考えをそのまま取り入れる必要はありません。何故なら悩みは主観的なものだから。」
自分への励ましと戒めの言葉として受け取った。この1行を読んで強く思い出したのが、ヤマシタトモコさんの「違国日記」の「私の感情は私だけのものなんだから」て主人公の朝が泣きながらまきおちゃんのこの言葉を思い出して、冷静に自分に言い聞かせるように何度も何度も心の中で繰り返してたシーン。涙なしには読めない。
違国日記って漫画だけどなんというかいい意味で漫画っぽくないというか。漫画の描写で逃げられるところはたくさんあるのに逃げない、ちゃんと書く、描く、繊細なところまで。そして作者さんの絶妙な表現のおかげで、説教くさくなくスッと言葉が優しく響いてくる超良本。
心療内科医や精神科医と同じことを漫画で発信してるこのヤマシタトモコさんという作者さんは一体何者…?医療関係者だったりするのかな。話がそれました。

・嫌なことは忘れる→忘れようと考えない
人間は忘れようと頑張るとかえって忘れられなくなるそうで、たしかに薄々身に覚えがあったけど、こうして文に起こしてもらえて安心した。腑に落ちた。やっぱそうだよね感がある。すでに実証実験(シロクマ実験)した結果などの記載もあって、事例を書いてくれるのはありがたい。

・嫌われる勇気→主張する勇気
これもひざをうった。パーン!別の本の題名にもなってるからそっちにイメージが持ってかれやすいけど、そうじゃなくて下記に書くけどこれも薄々感じていた。
「嫌われてもいい」じゃなくて「自分の意見を主張して、まわりと上手くそれを調整できたら尚いいよね」ていう視点と考え方が、攻撃的じゃなくて好きだなと思った。
すごいでかい話すると、本に書いてたことと自分の考えを混ぜるけど、
アメリカやヨーロッパみたいに地続きで世界が広がる国とはちがって、この閉鎖的な島国で、他人の存在を気にせず自分の思ったとおりに傍若無人(拡大解釈しすぎ)に、嫌われてもいいからやりたいことだけやって生き抜くなんて無理ではないかと。こんな話したらアレだけど、DNAからしてもう日本人は他人に迷惑をかけない思考があって、それをダメだとは思わないけど今までそれが前面に出過ぎな部分があったよなと感じてた。それも戦争があったり災害があったり、隣近所との協力なしでは生きられなかった時代があったからこそそうなってったんだと思うけど、今はもうそのフェーズじゃないよね、変わってきてるよね?という。
現代だと町内会とか。町内会入る入らない問題、入ったら入ったで役員押し付け問題。いまや誰がどう怖い人と繋がってるか分からない現代で、ましてやこんな問題しか抱えてない団体に入りたがる現代人っていないと思うの。しかもその中で横行しているのは一昔前の閉鎖的な価値観。ちょっと周りと少し違う考えの人がいたら爪弾きにして、噂話のネタにして、嘲笑し、いじめる。どうしてそう両極端になってしまうんだろう、他人と協力することができる人たちが、なぜ「放っておく」「認める」という簡単なことができないんだろう、自分たちと同じ考えに染まるまでどうして気が済まないんだろうと常々思ってた。まあ答えは「未知のものは怖いから」なのだろうけども。でもそれって不勉強な人がやることだよね、勉強しない、知ろうとしないから「怖い怖い」といたずらに怖がって。

自分たちと同じ→自分たちと違う
この間にあるグラデーションを受け入れる余裕?視座?がどうしてないんだろうって感じてた。

そんな日本で急に「自分は自分」って周りを突っぱねるような生き方をする人が増えても、日本では、いや東京とか大都市ならいけるかもしれないけど、日本の大多数を占める他の地方、田舎ではまあ不可能だな、すごく夢物語みたいな話だなと感じていて。そういう系の本は何冊か読んできて「私もそうなりたい」と思ってきたけどなかなかそうはいかなくて。そんなんでモヤっとしてた自分には「嫌われる勇気」よりも「主張する勇気」ていう言い方がしっくりきた。主張大事。受け入れられなくても、主張できたって事実が自分を支える一つになってくれるはず。
どでかい話まで膨らましたけど、どう収集つけていいかわからなくなったので、以上とします。


これは苦しんでいる当人にも読んでほしい本だけど、その周りにいる人にも読んでほしい本だなと思った。
当人だってしたくてしてるわけじゃない、病気のせいで身体が動かないんだよ、本当は好きなところ行って好きなことしたいけどできないのを、他人にさらに責められてしまう苦しみというのを理解してほしい。言われても言い返せない状態だし。だからどんどん心を閉ざしていく。
そんな人が周りにいるなあと思い当たる人に読んでほしい本だなと思った。
いまはSNSの普及でだいぶ理解や認知が広まったけど、世代的に馴染みのない40代以上の人たちも読んでほしい本だなと切実に思った。

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2025年01月26日

Posted by ブクログ

ストレスケアの認識と実際のズレを精神科医がサラッと指摘してくれる本。良かれと思って取っていたストレス解消の手段が間違いだった、という実体験と本の中に書いてあることがわりと一致していたので、個人的にはためになった。

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2025年01月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

○レビュー(ネタバレなし)
しんどい、気分が晴れない状態が続いている人に読んでほしい本です。
ストレスはバカにできないものです。蓄積して慢性的になると精神疾患や生活習慣病を引き起こします。
自分の何気ない行動や良かれと思った行動がストレスを引き起こしていることに気づかせてくれた本です。


○印象に残った箇所のメモ(以下、ネタバレ)
・慢性ストレスはコルチゾールの過剰分泌により心身を不安定な状態にする。
 コルチゾールが過剰に分泌されるとうつ病、不安障害、PTSDなどの精神疾患との 
 発症の関連が指摘されている。
・ストレスを貯めないためには
 ①やらないことを決める:マイナスの習慣が減るほど生活の乱れも改善し、
  ストレスを軽減する。(0にするのではなく最低限のラインを決めることでその 
  行動をしてしまった罪悪感も薄れ、継続しやすい)
 ②やりたくないことへの意識を変える:好きにならなくていい。
   自分の成長につながるなど何らかの意味付けをするとストレスと感じる度合い 
   も小さくなる。
・心理的なストレスを貯めないために
①予測を立てること:嫌味を言ってくる人がいればあの人はそういう人だからまた嫌味を言ってくるかもしれないと考えておく。
②普段から健康的な生活を送る

ストレス解消法
・悲しいときは無理に楽しいことをしなくていい。感情はそのままに対象を変える。
(例:自分の身に起こった出来事を思い出すのではなく、泣けるドラマや映画を見る)
・頭がネガティブになっている(嫌なことが頭に思い浮かぶ)ときに別の行動をする場合には「ながら」は禁物。掃除をするときにもちゃんとゴミは取れているか、汚いところは残っていないかなどに目を向けるのがいいみたい。
理由:人間は2つ以上のとこを同時に考えられないから、掃除をしながら食事の献立を考えたりすると、どちらも中途半端で別の思考が入り込む隙ができる。
・ぼーっとしている状態のときはデフォルト・モード・ネットワークという神経回路が活発化し、むしろ脳が疲れやすくなる。デフォルト・モード・ネットワークはさまざまなアイデアが浮かぶというメリットもあるがどうでもいい余計なことを考えてしまったり、不安を強めてしまったりするデメリットもある。特に嫌なことが起こった後やストレスが溜まっているときはDMNによってマイナスの思考が強まる可能性が高くなるのでぼーっとするよりもなにかに集中する時間を確保する。
・「自責的」「他責的」ではなく運やタイミングの問題にする。
・悩みができたときに大切なのは自分が行動して状況がよくなるかどうか考えること
・性格を変えるために最も大切なのは行動や環境を変えること。
①自分に課題を課すこと⇛性格を変えるために必要な行動を洗い出し、ひたすら反復練習をして体になじませること。
②自分がなりたい性格の人といること(ネット上でもOK)
・気持ちを書き出すときに「なぜそう感じたか」というその感情に至った「思考」とセットで書くことで出来事を一歩引いて客観的に捉えられる。
・ストレスが溜まったときは本能的に甘いものが食べたくなる
(エンドルフィンとセロトニンの分泌を増やすため)

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2024年06月29日

Posted by ブクログ

題名がドンピシャ
ストレス解消がストレスになってたり、ポジティブシンキングがむしろ辛かったり。上手く自分でストレス咀嚼できるようになりたーい

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2024年05月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

動画見るとき目的を設定して見る。一時的なストレス解消に日常生活を脅かされることがないようにする。散歩がいい。人がかかわらないほうがいい。甘いものを食べるときは後悔しないと決めて食べる。適度な運動と休息をセットにする。睡眠の質とリズム、起きる時間を一定にする。悩みの分類は自分が行動して好転するかどうか。感情の発散は対象を変える。悲しい映画を見て泣く、怒りをうっせいわ歌って発散。やめたいことのミニマムラインを設定する。

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2023年11月30日

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15分ほどで流し読み可能なほど読みやすい。よくあるメンタルヘルス本の内容を薄く広くという印象
この種の本は自分の言葉で座右の銘的に落とし込むことが必要だと思うが、簡潔にまとめるなら、無理せずほどほどに、ただし何でもかんでも人や環境のせいにするのみならず、自省も忘れずに、というところか

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2025年08月29日

Posted by ブクログ

健康。
それに尽きると。

いや、結局そうなんですよね。

ただ、巷で言ってるあれこれは、案外そんなにいいもんでもないのかもよ?
っていう考察は面白かったな。

ぼーっとするは、すげぇ疲れるからやめとけ。

っていう。
脳内が全く休まってないらしい。
何もせずボーッとするは、脳が休まってないらしい。

えええええ。

でした。

#脳を休めたい
#癒してやりたい
#頑張ってるわたしの脳みそ
#試験前
#あと2週間
#きつい
#建築士一級
#受験
#受験票きた
#ドキドキしてきた
#やば、

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2025年07月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

コンビニで見かけて読んでみたいなと思っていた本。
表紙のイラストがかわいいなと惹かれた本だった。
タイトルから内容が想像できなくて、おしゃれ小説かなという予想だったがいい意味で裏切られた。
内容としてはストレスとの向き合い方が書いてあった。
振り返ってみれば、タイトルのままである。ご自愛する、そんなタイトルだ。タイトルの通り、ケーキを食べて、ジム行って映画をみれば元気になれる。しかし、ここには「元気になると思っていた」と書かれている。これば付け焼刃のソレではご自愛できない人へ、根本的に解決解消への理解を深めるそういうところへのアプローチだった。
一概にすべて良いという風に感じることはできなかったが、なるほどと思うところもあり、時に知っている(どこにでも書かれているような内容)ものもあり、復習というまでではないが、何度か見直したりする分に良い書籍と感じた

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

【動機】タイトルに惹かれて

自分ですでに取り入れていることがちょこちょこあったので、新しい発見はすくなかったかも。そして、「しんどいとき」に「より良い」を目指すのもちょっと負担では、と思うところも。

それでも、「自分がどんなことをしているか」「感情にまかせっきりになっていないか」などを意識して、行動を変えていくきっかけ・気づきになりそう。

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2024年10月06日

Posted by ブクログ

ストレスと上手に付き合っていくために。

現代社会でストレスと無縁には生きていけない。ストレスの対処は溜めないことと発散することがあるが、この本ではそのための「行動」を書いている。「考え方」の部分でも、具体的な行動例が書かれているものがある。その行動をする/避ける意味がわかっていれば、ストレスへの対処も柔軟にできるだろう。頭の片隅に置いておこう。

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2024年07月27日

Posted by ブクログ

メンタル系の本読みまくってるおかげで(せいで?)、そうだような〜この内容どこでも書かれてるってことは大事なんだな〜と復習できた。

他人に接する態度への反省として、悩んでる人に対して共感することもあるけど「そんなこと気にするほどのことじゃないよ」、と言ってたことがあるなぁと。。本にも書いてあったように、主観が元になって判断していて、相手に寄り添うことが大事だなぁと改めて感じさせられた。

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2024年05月10日

Posted by ブクログ

まずはストレスを溜めないように考え方を変えていきたい。
嫌なことでもメリットを探して
人のせいにしないように。
ストレスが溜まってしまった時は
自分の出来事からドラマや映画の中の出来事へ
頭の中を切り換えて沈むことも有効な解消法。

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2024年04月04日

Posted by ブクログ

タイトル通りの内容なのだけど、焼き増し感が否めない。今までにすばらしい書に出会いすぎなのか…?

p.91 最近の研究では、何もせずぼーっとしている状態の時は、デフォルトモードネットワークと言う神経回路が活発化し、むしろ脳が疲れやすくなると考えられています。DMMは自動車で言うアイドリングに例えられていて、完全にエンジンが切れているわけではなく、いつでも動き出す準備ができている状態。エンジンもかかったままなので、DMMが活性化しているときは、脳の60から80%のエネルギーが使用されていると言われています。

DMNが活性化していると、一切稼働していないときよりも脳が迅速に反応できるため、危機管理や新しいアイデアを生み出すのには効果的だと考えられています。
また、DMNは体のリラックスや記憶の整理にも効果があるため、必ずしも悪いものとはいえません。しかし、その分脳のエネルギーは使われているので、「体は休まっているけれど脳の疲れは取れない」という状態に陥りやすいのです。
みなさんも、休日に何もせずゴロゴロと過ごしていたのに、何となく疲れが取れた感覚がしない、という経験はありませんか?これは何もせずにいることでDMNが活性化し、脳が疲労して疲れも取れない、という現象が起こっていると考えられます。

また、DMNが活性化していると、さまざまなアイデアが入ってくる反面、余計な情報が生み出されるリスクもあります。何もしないでいると、どうでもいいことを考えてしまったり、不安が強まったりすることもあるでしょう。これもまさにDMNの弊害といえます。
特に嫌なことが起こった後やストレスが溜まっているときには、DMNによってマイナスの思考が強まる可能性が高くなります。そんなときは、ぼーっとするよりも何かに集中する時間を確保するようにしましょう。
そのため私も精神科の診察のときには、うつ病で休職が必要な人にも家でぼーっとしたりゴロゴロしたりするのではなく、空き時間は散歩や軽い作業など何か集中できることに充てるよう指導しています。
DMNは悪者ではないので0にする必要はありません。ただ、知らないうちに疲れを溜めてしまわないよう、今は何かに集中するとき、今は体を休めてあげるとき、など心と体の休息のタイミングを意識的に切り替えられるようになりましょう。

p.121 自分のなりたい性格の人といること。人は周りの環境に大きく左右されます。生まれ持った性格は人それぞれでも、周りの環境によってその人の性格や行動が変わる例はよくあります。元々おとなしい性格なのに素行の悪い集団と仲良くなってから非行に走るようになった、勉強嫌いだったのに周りに真面目な人が多いから勉強習慣がついた、遊び人だったのが家庭を持ったら驚くほど落ち着いた、など思い当たる点もあるでしょう。
人格は幼い頃に形成されるイメージが強いと思いますが、学生時代よりむしろ社会人のほうが自分で周りの環境をつくり上げやすいので、大人になってからも性格を変える余地はあるのです。特に今はSNSやインターネットの発展でコミュニティを探してつながるのも簡単になりましたよね。それらも駆使して、なるべく自分が理想とする性格の人が周りにいるような環境に身を置きましょう。
「あなたは、最も一緒に過ごす時間の長い5人の友達の平均になる」という言葉を聞いたことはありますか?そのくらい周囲の環境の影響は大きいものです。自分を変えたいと思う人は、そう願うだけではなく、本気で行動や環境を変えたら実現できることを覚えておいてください。

p.165 それは精神科業界では有名な話ですが、鬱状態がひどいときの旅行を始めとする気晴らしは禁忌とされています。理由は2つあって、1つ目は単純にその行動が心身の負担になるからです。鬱状態がひどいと、そもそも意欲が低下するため、外出面もも鳴りません。その状態で普段行かない場所に行ったり、現地でやることを考えたりするのは、精神的にも負担になる事は想像しやすいでしょう。2つ目は普段よりも楽しめないことに気づいていっそう落ち込むからです。普段できていたことができなくなるのは、思った以上に精神的なダメージになります。鬱状態だと家事ができない、外出ができない、人と会えない、などができないことが増えますが、それは楽しむことも同様です。本来楽しめるはずのことが思ったようにできないと、より自分を責めて落ち込みます。皆さんも何か気になることがあったときに、目の前のことを楽しめずに落ち込んだ経験がありませんか?病状はにもつながるため、鬱状態の時は基本的には休養し、できることを少しずつ増やしていくことが基本になります。

そもそも鬱状態がひどい時は旅行なんかしないのでは?と思う人もいますが、この話は自分の意思で決めた旅行だけに当てはまるわけではありません。鬱状態だと元気もなく塞ぎがちなので、時に周りの友達や家族が良かれと思って、旅行に連れ出すことがよく起こります。誘っている場合に悪気は無いのですが、それがいっそう状態を悪化させてしまう可能性があるので、皆さんも知識として鬱状態の時に気晴らしを避けることを覚えておいてください。

病院を受診していない場合は、一時的な落ち込みなのか鬱状態なのかわかりづらいと思います。そんな時は普段楽しめているはずの気晴らしを楽しめているかどうかで判断すると良いでしょう。

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2023年12月17日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正しいストレス対処法を身につけて、生活を少しでも楽により豊かに。
王道の「ストレスとは」「ストレス対処法(考え方・行動)」を教えてくれる。
タイトルのインパクトが強くて手に取ったけど、意外性を狙ったのか少しひねった回答があったりして、うーん。

・コルチゾールの分泌量が増えると、高血圧、糖尿病、脂質異常症など生活習慣病のリスクが高まる上、うつ病、不安障害、PTSDなどの精神疾患の発症との関連も指摘されている
・考え方の修正は、筋トレやストレッチと同じで繰り返すことで徐々に効果がでてくる

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2023年12月10日

Posted by ブクログ

タイトルと装丁に惹かれて購入。
タイトルがピークだったかもしれない。

スタンフォード大学教授のストレスの本、アンデシュハンセンの本辺りをはじめ、ストレスや脳に関する本を読んできたので、この本の内容もスッと入ってきて理解でき、復習のような感じがしました。
内容の濃さは感じませんでしたが、おそらく、上記に挙げた本の内容を把握してあえて重くなりすぎないようにこの本は書かれているように思えます。とっつきやすく、というような。
ただ人それぞれ受け止め方や、身につけ方は異なると思うので、この本の内容が軽いかも、言葉が入ってこないかもという場合は、スタンフォード大学教授のストレスの本や、アンデシュハンセンの著作をお勧めしたいです。

unpisさんイラストかと思ったら違う方でした。

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2023年11月17日

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