あらすじ
グリーンフィールド王国第二王子リアムは、ローレック侯爵令嬢ダイアナの幼なじみで婚約者。しかし、ここ四年の間リアムはダイアナと視線を合わせたことは数える程度しかなく、会話を楽しむこともない。二人でいる時間が苦痛で仕方ない、とでも言うように。少しでも仲を改善したいと望むダイアナは努力を重ねたものの、もう自分のことなどどうとも思っていないのだろう。そう思うくらい、彼の反応は手厳しい。悪化していくリアムの態度に心を痛めるダイアナを見かねて、兄のウィリアムから婚約破棄を考えてもいいと告げられたダイアナだが、それでもリアムへの想いはなかなか断ち切れずにいた。
一方リアムは思春期をこじらせたまま、ダイアナに素直に接することが出来なくなってしまった自分に焦りを感じていたが……
感情タグBEST3
匿名
ポンコツ王子としっかり令嬢
王子がポンコツ過ぎて。19才になってまで好きな子に素直になれない。ヒロインが自分から離れていきそうになってようやく焦って考えた結果が記憶喪失になって過去をなかったことにすることw今までの傷つけた自分の態度を謝ろうともせずに。そしてヒロインが嫉妬したのが嬉しくて調子に乗ってキスしたが拒絶され、どうして拒絶されたのかわからず悩む。結局ヒロインが記憶喪失を知っていたこと、どうして傷ついたのかをヒーローに伝えていたので、それはヒーローが自分で気がついて謝ってほしかったけど、ポンコツなのでしょうがないかな。ヒロインの肖像画をペンダントにして持ち歩いて朝夕キスしたり頬擦りしたりと一途にヒロインを想っていてポンコツだけど愛らしい王子でした。お互いに初めてという初夜も初々しくて良かったです。
ヒロインの一途さが涙を誘う。互いの兄達が誠実で真っ当な分、ヒーローの駄目さが余計目立つ。控え目に言ってクズじゃん？でもクズなりの精一杯の謝罪は素晴らしかった。初夜も初々しくて大変良かったぞ。
