【感想・ネタバレ】男勝りな副騎士団長ですが、部下に秘密がバレて親密な関係を迫られていますのレビュー

椎名さえら / 深山キリ

グレンデール帝国ハイランディの騎士団で副騎士団長を務めているリッカは、ちょっとしたアクシデントから、二歳年下の部下で「リッカの犬」と呼ばれるほど彼女を慕うラインハルト＝グライバルと二人だけで遠征することになった。無事に任務を終わらせ、ラインハルトと飲み交わそうと酒場に出かけたリッカ。しかし、ラインハルトを待ちながら先に一杯始めたところで、不覚にも何者かに媚薬を盛られ、店を出た路地で男たちに襲われてしまう。
意識が歪む中、にじり寄る男たちに抵抗しようと両手の拳に力を込めたリッカだったが、そのとき、背後から場を切り裂くような声がして……!?

[maru · ★★★★★]

媚薬を盛られた挙句、性癖や乙女趣味までバレてしまった相手は童貞ワンコ部下。散々な目に合った麗しの騎士ヒロインの困惑や後悔や腹の括り方、ワンコの敬愛や気遣いや甘え方、その全てが愛しくて堪らない。
ヒロイン家族のシーンはウルウルきちゃったよ。ヒーローええ男やな。

[ころころ · ★★★★★]

変態バンザイ

作家さん買いです。

リッカの強くあろうとする姿がなんとも切ないお話でしたが、ラインハルトの素敵さに癒されたお話でもありました。

父親との葛藤とか、共感するところが多くてよかったです。
そしていろんな拗れが変態めいた行動に出るというのもなんとも興味深いお話でした。
斉藤和義さんの『ジユウニナリタイ』という曲を思い出しました。

おもしろかったです。

＃癒やされる ＃切ない ＃カッコいい