あらすじ
僕はあなたでできてる戦後、横浜。娼館の居候・燿一は、北原憬 脚本の映画に、人生を与えられた。北原作品を観あさってカメラマンを志し、写真館の助手となる。ある日、泥酔していた男に声をかけた所、それが何とあの北原憬で……。憧れの人と、夢のような日々を過ごすことに。だが、増していく恋慕とは裏腹に、憬と己の埋められない才能差を感じ、憬の存在は遠のくばかり。燿一のやり場のない恋心は、いつしか、彼との心中を望むまでに――。
...続きを読む感情タグBEST3
全てが美しい
絵も内容も美しすぎて一気に読んでしまいました。初めはどうなるかとドキドキでしたがハッピーエンドでよかった。何度も読み返したい作品です。
感動した
私はあまり頭が良くないのでこの作品を読んで感じたことを言語化するのは難しいです。この物語に出てくる人達の繊細な言葉や感情を同じように感じられるほど読解力もないのですが、読んでいる途中は心の気分が登場人物と同じ気分になれたような感じがして、ボロボロ涙を流しながら読みました。ただ私は見たままでしか感動できないため、考察みたいなことができる人はもっと感動できるのだと思います。絵も内容も、ここ2、3年で見たどの作品より胸を打たれました。素敵な作品でした。
上巻を読み終わった時は正直私には合わない作品だなーなんて思いましたが、そのまま下巻を読み進めるとびっくりするほど素敵なお話でした。私みたいに上巻あまり刺さらなかった方でも下巻もとりあえず読んで欲しいです。すごく感動して素敵で綺麗なお話でした。
匿名
めちゃめちゃ最高でしたт ̫ т
遥か遠き家で八田てきさん知って世界観とか色々すごくて今回も期待して読んだらもう最高でした、やっぱり凄い引き込まれるし絵綺麗だし、最高ですほんとこの作品とこの人を知れてよかったです。
Posted by ブクログ
八田てき先生の新作
赤線地帯が取り締まりによって衰退した60年代が舞台で、『洲崎パラダイス』のような空気感。
流石は八田てき先生なだけあって、一筋縄ではいかない。
下巻の展開には思わず「そうきたか!」と唸りました。
もはや画集と錯覚するレベルの画力と、圧倒的なストーリー構成で魅せられました。
Posted by ブクログ
絵もストーリーも「重厚」「濃密」「妖艶」といった表現がぴったりな作品。
巨匠感がすごい。
上下2冊で完結するけど、10冊くらい読んだ感。
サイコスリラーとかサスペンス的な要素もあり。絵とストーリーのイメージがぴったり。
なんと本編の画力が表紙と同じクオリティ!
作者さんの才能に戦慄する。
初読みの時は、先が知りたくて急いで読み進めてしまい、内容が十分に理解出来なかったため、しばらく間を置いてから再読。
というのも、作品の持つエネルギーが半端なく、読む側もかなり体力を消耗するため、なかなか再読する気力が湧かなかった^^;
もう2回目はね。濃いコーヒー準備のうえ、正座で心して臨みましたよ(笑)
内容が濃すぎてあらすじが書けないけど、買って良かったと思える作品。
BL本いろいろ読み漁ってると、
「ん?これ男同士じゃなくてもよかったのでは?」って冷めちゃう事があるけど、
この作品はBLじゃなきゃ成り立たない、BLでしか味わえない気持ちにさせてくれた、1番の作品。
描き下ろしの2人がめちゃくちゃ幸せそうで
すごくよかった。