あらすじ
1945年8月,ソ連軍が国境を越えて侵攻を開始,のどかで美しい島は悲惨な戦場と化した.機銃掃射で倒れる人々,目の前を走り抜ける戦車,自決した女性たち….南樺太で生まれ育った少年が体験した戦争とはどのようなものだったのか.過酷な戦争の記憶と現在のウクライナの姿とを交差させながら平和の意味を考える.
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Posted by ブクログ
樺太の悲しい歴史を今まで知らなかった。ロシアのウクライナ侵攻に対して、著者が故郷である樺太のかつての姿に重ねる気持ちがよく理解できる。
40年ぶりに故郷の大地を踏んだ際の著者の想いに、胸が熱くなった。貴重な経験談、語り継がれるべきだと思う。
Posted by ブクログ
『戦争は双方が相手をうんと怒らせて起こる』書名の「戦場」は緩和表現で、南樺太のロシア系との共存は、一変してエイリアン露助(佐藤優によるロシア語で露人はロスキー、差別語ではない)集団のRAPE=虐殺!略奪!難民→収容で過酷な絶滅労役/日本はソ連は不参加のポツダム宣言受諾で「無条件降伏」はスターリンの大虚言。9月になって恵須取町の白旗を掲げた降伏の軍師を射殺し、婦女を蹂躙し、引揚船小笠原丸を潜水艦で撃沈し、住宅地豊原を焼夷弾爆撃し…、抵抗するのを機にすくなくとも北北海道を制圧しようと企んでいた/無抵抗が平和?
最近の岩波ジュニア新書はサヨク=空想的平和主義者のラインナップが目白押し。「改憲」論議の喧しい昨今、政局を離れて「あるべき国の姿」模索するために読んでみたい。