【感想・ネタバレ】歴史の嘘と真実のレビュー

あらすじ

井沢史観の原点がここにある!歴史の真相を見抜きたかったら、これまでの「歴史学」の見方をすべて捨てよ。歴史ミステリーの名手である著者が、鋭い観点で神話の時代から21世紀までの事柄を綴ったエッセイ集。隠された日本史の裏面を暴き、現代の病巣を明らかにする会心の一冊!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

伊沢元彦さんが、名古屋生まれであることを、この本を読んで初めて知りました。

標題とはうってかわって、「歴史」の嘘と真実を書いているのではなく、
副題にあるように、誤解だらけの「正義」と「常識」について書かれた本だと思いました。
歴史はあくまで、その一部に過ぎません。

歴史の多くが、戦いに勝った側の歴史なので、負けた側の歴史は消え去ることがあります。
歴史は常に半分の真実しか残っていないことを知っているはずです。

愛知について、空港だけは早期に整備した方がいいと書いているのは蛇足だったかもしれません。
名古屋空港で不足していたのは道路の拡幅と鉄道の整備でした。
それを行わないまま、新たに空港を作ったので、昔からの空港は県栄になり、不便なまま残っています。
現地へ行って、現場を良く見て、現物を手にとって物を書いていただけると嬉しかったかもしれません。

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2011年11月06日

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