あらすじ
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本書は、実際に公表されている決算短信・有価証券報告書を使って、財務三表の読み方を説明します。有価証券報告書は情報量が膨大です。そこで、会社を理解するため、最低限目を通したほうが良い情報を抜粋して紹介しています。
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Posted by ブクログ
投資:物的投資(設備投資、不動産投資etc)、金融投資(株式投資etc)
投機:短期間で利益を得る(為替etc)
株式投資のリスク:株価の下落、会社の倒産
インカムゲイン=配当利益
キャピタルゲイン=株価変動による利益
会社評価に必要な情報:会社の事業内容、業界、業績
決算書:決算書類(BS,PL,etc)、決算短信(決算期末後45日以内)、有価証券報告書
会社を理解し長い期間で投資を行う場合、有価証券報告書がおすすめ。EDINET
財務三表:P/L,B/S,CF計算書
PLで利益を見、BSで資本構成と短期支払能力を見、CFでキャッシュの流れを見る
国際財務報告基準(IFRS)とは?EUが上場企業に義務付けている会計基準
日本では、日本基準、米国会計基準(FASB)、国際財務報告基準(IFRS)、修正国際基準(JMIS)の4つのうち1つを選択する
・のれんの償却、非償却
日本基準ではのれんを計上してから20年以内の機関で定額法で償却、IFRSやFASBでは規則的な償却は行われないので、比較してのれん償却費分えあけ利益が増加する可能性がある
・特別損益の区分がない
IFRSやFASBでは特別損益がない。また、IFRSやFASBでは期末までに廃止した事業等は「非継続事業」として区分される
・財務諸表の名称
日本基準の損益計算書は「純損益及びその他の包括利益計算書」、貸借対照表は「財務状態計算書」とよばれる
・長期の企業活動を1年毎の業績にするための調整
減価償却、引当金の計上、繰延資産、退職給付会計の適用、外貨建取引等の換算、ヘッジ会計、税効果会計の適用、資産除去債務の計上、未収収益・前払費用・前受収益・未払費用の計上
売上純利益=売上高-原価
営業利益=売上純利益-販売管理費
経常利益=営業利益+営業外(収益-費用)
税引前当期純利益=経常利益+特別利益-特別損失
当期純利益=税引前当期純利益-法人税、住民税、事業税+法人税等調整額
法人税等調整額:会計の収益、費用と税金の計上されるタイミングを調整するもの(税効果会計)
貸借対照表は資金をどのように調達しどのように使用しているのかを表す
資産(集めた資金の使い方)=負債+純資産(資金をどのように集めたか)
流動資産は短期的支払い能力