あらすじ
不況や不測の事態に強い会社というのは、キャッシュ(現金)を持っている会社です。例えばユニクロなどは、「今すぐ使えるお金」がたくさんあるからこそ、次々と強気なビジネスを展開していけるのです。会社が資金繰りに奔走しないためには、銀行に頼らずにキャッシュを生み出す仕組みが必要です。そこで本書では、「所有欲に負けるな!」「固定費をなくせ!」「支払条件を変更しろ!」「間違ったコストカットをするな!」「売上の前に収益にこだわれ!」「間違った値引販売はするな!」「売上をもう一度分解して考えろ!」「顧客満足を最大化しろ!」「そして、売上にこだわれ!」といった会社がキャッシュパワーを生み出す方法をわかりやすく述べていきます。
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Posted by ブクログ
タイトルからも分かる通り、財務会計に関する内容の本です。
と言っても、専門的な単語がふんだんに使われているようなものではなく、基本的な簿記・会計の知識があればすんなり読める内容。
ビジネスマンの必須知識の一つとして、簿記・会計が挙げられると思いますが、定期的に簿記関連の本を読むようにしています。
よく言われることですが、会社の目的は利益。
ただキャッシュがポジティブでなければ利益が出ていても倒産してしまう。
こういう感覚を養うことが大切なんでしょう。
この本は、ただ単に会計知識を養う本と言うよりは、もう少し面白い内容になっているため、ぜひ読んでみてください。
Posted by ブクログ
著者は頭が良くてセンスも良い。とっても秀才な感じ。ザッツ慶応かw 2コ上だと思うとやや愕然としますな。国内マーケットは縮小傾向の中,プレイヤーが激増してるけれども,資金繰らないビジネスとして士業はもっと可能性があるはずなんだけどねぇ。やっぱり顧問という商品はおいしいということを改めて感じる今日この頃です。あとはやっぱり情報商材なんだろうなぁ。士業起業というのは言い得て妙だと思う。他方でこの仕事損得じゃないんだよって感覚も根強くあるのだけれども。
Posted by ブクログ
会社の社長を一番悩ますと言われているのが、「資金繰り」。
僕は会社を経営しているわけではありませんが、資金繰りとは何か?という基本的なことを知りたくて、わかりやすく書いていそうなこの本を、読んでみることにしました。
日本の企業、とくに中小企業が今、どのような経営環境にあるのかという話から始まり、その環境の中でいかに、資金繰り(で苦労)をしないか、「資金繰らない経営」のポイントを紹介しています。
後半では「どのように会社を引き継いでいくか」や、「節税指南」まで書かれており、中小企業の経営者をターゲットに、理解しやすいようにと意識して書かれた一冊なのだなあと、感じました。
会計の基本知識は必要だと思いますが、素人の僕でも、理解できる内容でした。
最近、会計やお金に関する本から遠ざかっていたので、これを機会に、関連書籍を探して読んでみようと思います。