あらすじ
ウミネコで有名な八戸の蕪島でお遍路の女性とすれ違った時、女子大生・神尾容子は、記憶の底に刻み込まれた奇妙な唄を耳にした。ところが数日後、唄を口ずさんでいたお遍路と思しき女性の絞殺死体が、新郷村の“ピラミッド”へつづく山道で発見される。同じ頃、古文書の真贋論争を取材するため青森を訪れた浅見光彦は<ピラミッド殺人事件>を皮切りに、行く先々で不可解な死に遭遇するが、その死の原因を“アラハバキ神の祟り”だと噂し、恐れおののく人たちがいた……。本州最果ての地に息づく謎めいた伝説と信仰。その背後に潜む憎悪と殺意に敢然と立ち向かう名探偵・浅見光彦の活躍を描いた、長編旅情ミステリーの傑作!
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Posted by ブクログ
取り扱っている題材は私好み。
都賀留三郡史、アラハバキ、十三湊…
歴史のIfが好きな人なら聞いたことのある言葉ばかり出てくる。
ただし肝心の小説の内容は、今一つだった。
浅見光彦にしては、話の持って行き方が少し強引すぎる。
扱っているテーマが難しいこともあり、そのテーマが殺人に
結びついていくというより、こじつけていった感じ。
内田作品は、可もなく不可もなく、読み外れの少ない作品が
多いが、これはちょっと頂けない部類に入る作品。
★2.5が正直な感想。
Posted by ブクログ
ついつい・・・この人の本には手が出てしまいます。いつものことながらちょっと強引なストーリー展開。あきれてしまいますが・・・買っちゃう自分の弱さを再認識。