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Posted by ブクログ
航空自衛隊の腕利きイーグルドライバーが、極秘シミュレーターの影響で未来世界の空中戦に巻き込まれる。
現代航空戦+SF???
このテの作品で過去に行くモノは多くあれど、未来へのタイムスリップって珍しくないか?
やっぱ、未来の兵器をリアリティを持たせて描くのはムズカシイのでしょうね。
その点、この作品はそのあたりが巧みだ。
主人公が「行きっぱなし」ではなく「行ったり来たり」するところが、ちょっと斬新か。
作者の高野裕美子さん、数年前に急逝されたのですね。
じつにもったいない。
惜しまれます。
10年ぐらい前に買ったまんま読んでない「マリン・スノー」もあったりするのですが・・・。
Posted by ブクログ
読みだしてから、単行本の際に既に読んでいたことに気がつきながらも最後まで再読。当時も確かにホットな地域ではあった尖閣が今ではホットスポットであり、先を見越した作品であったことは確かではあるが、今であれば、近未来としては本作の様な小競り合いだけで終わらない、もっと悲惨な未来が描かれたであろうことは想像に難くない。ホットな話題としては話は面白いものの、残念ながら少々、消化不良であり、結末も歯切れが悪く、多く張られた伏線としての家族の惨殺とか、美人姉妹との恋の行方など、話として収斂しないまま、尻切れトンボ的に話が終わってしまう。ひょっとして続編などを考えられていたのかもしれないが、残念ながら物語の行方は分からない。寡聞にして知らなかったのだが、作者が急逝していたということは残念である。