【感想・ネタバレ】ありがとう自衛隊 ~ヒゲの隊長が綴る日本再興奮闘記~のレビュー

あらすじ

2011年3月11日に突然日本を襲った東日本大震災。そんな未曾有の事態が発生した直後から、被災地でまさしく命を賭してさまざまな救援活動を続ける自衛隊。テレビや新聞では報じきれていない現地におけるその活躍と、自衛隊員への感謝のメッセージを佐藤正久議員が綴る。 さらに自衛隊OBでもある“ヒゲの隊長”だからこそ知りうる自衛隊員の心身の驚異的な強さの秘密や、ベールに包まれた訓練内容、さらには自衛隊がもっと好きになる知られざる彼らの素顔まで完全網羅。自衛隊への感謝の気持ちと親近感が増す1冊です。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自衛隊さん、ありがとう!
もっと正当に評価を受けて然るべき。
マスコミ報道は偏りすぎ。
指揮にあたった政治家は無能。
自衛隊の置かれる環境をもっと予算的にも名誉的にも上げていかないと。

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2013年09月29日

Posted by ブクログ

発災直後に、野党国会議員(当時)で自衛隊OBの著者により上梓されたもので、両手放しで自衛隊を賛美する内容だった。確かに震災対応での自衛隊の働きは欠かすことができなかった。しかし、被災者を含めた皆が歯を食いしばって対応したのではないのか。『自衛隊の不断の過酷な戦闘訓練があったからこそ、災害対応がスムースに実行できた。災害救助隊では訓練の質が落ちてしまう』の言には半分だけ賛同。政権交代で与党となり、防衛政務官となった著者のお手並み拝見といこう。

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2017年09月03日

Posted by ブクログ

自衛隊による東日本大震災救援活動・復興支援について。自衛隊OBの著者だけに、隊員の心情や普段の訓練についても触れてあり、興味深かった。

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2012年02月24日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「ヒゲの隊長」の愛称を持ち、イラクでの自衛隊派遣に従事。
その後は自由民主党の参議院議員として活躍する筆者が、東日本大震災での自衛隊の活動内容及び震災で明らかになった問題点、更に今後の国防のあり方について論じたのが本書である。

本書の中で佐藤氏が繰り返し訴えている事が2点ある。
1つめは「自衛隊は便利屋ではない」ということだ。
先の震災で大活躍した事に伴い、一部から(特に自衛隊の「軍」的要素を薄めたい方々から…)「自衛隊を災害対策に特化した組織にするべきである」という意見が出ている。
これを佐藤氏は「自衛隊の任務は国を守ることである」という観点から否定している。
詳細をここで載せることは避けるが、「自衛隊の存在意義とは何か」というマクロな観点と、「自衛隊がここまで厳しい訓練をなぜしているのか」という現場経験者ならではのミクロな観点で解説している。
もしも自衛隊が災害派遣に特化していたら…先の震災でこれだけの活躍ができていなかっただろうと納得してしまった。

もう一点は「国民の防衛意識を高めていく」必要があるということ。
国内外での活躍に関わらず、残念ながら自衛隊は尊敬・名誉の対象になっておらず、誤解も多い。
佐藤氏も「自衛隊には勲章がない」というフレーズを用いて、この現状を嘆いている。
また、近隣諸国との領土問題も未だに存在しているにも関わらず、そこまで意識されている問題とは言い難い。
誤解や偏見も生じている問題なだけに、これらを丁寧に解説し、改めようとしている筆者の活動には頭が下がる思いである。

と、ここまで長々と書いていったが、本書は平易な文章で書かれており大変読みやすかった。
「防衛論は難しい」とお考えの方もいらっしゃるだろうが、この内容なら予備知識なくともすんなり入っていけることだろう。
そして、自衛隊や国防に対する妙な誤解やバリアーも、すんなり解きほぐしてくれることだろう

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2012年02月01日

Posted by ブクログ

元自衛隊、現参議院議員の著者が、震災時の自衛隊の活躍を自衛隊の視点で書いた本。聞けば聞くほど、かなり厳しい状況で、自衛隊が拒否もせず頑張ってきた様子がわかる。

第1章が自衛隊の震災時の対応、第2章が自衛隊の簡単な歴史、第3章が自衛隊の人間形成の方法、第4章が自衛隊の今後への提言である。

近隣諸国の領土問題で改めて、自衛隊がクローズアップされることが多いが、自衛隊も生身の人の集まりであることを忘れてはならないと思った。

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2011年11月27日

Posted by ブクログ

『強い責任感をもって専心職務の遂行にあたり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもって責務の完遂に務め、もって国民の負託にこたえることを誓います』

これでも自衛隊は「暴力装置」でしょうか?

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2011年07月13日

Posted by ブクログ

前半は東日本大震災での活動が語られておりリアリティがあります。後半は単なる自衛隊の紹介みたいな感じなのでし退屈でした。
また、国にとって重要な役割を果たしている自衛隊について、殆ど知らないまま、私がこの年齢になってしまったことは、問題だと感じました。学校教育で教える(議論する)ことが必要だと思うけど、公立じゃ無理かな…

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2012年04月15日

Posted by ブクログ

 東日本大震災における自衛隊の活躍や、日々の自衛隊の訓練などを紹介し、自衛隊を正当に評価しよう、というもの。著者は元自衛官の議員で、いかに東日本大震災で自衛隊が活躍したか、その活躍の裏には日々の訓練が役立っているのか、ということを具体的なエピソードを交えて紹介しながら、現菅政権への批判を行っている。
 メッセージはこれ以上になく分かりやすい。教育勅語なんかも紹介されていて、思想的にこの手の本はダメ、という人も多いと思う。でもそういう人たちにも「そういったことは抜きにして、正当な評価を与えるべきだ」(p.89)と願うならば、まず『ありがとう自衛隊』というタイトルは、工夫が足りない感じがする。もちろん正当な評価を与えるべきだと思うけど、本の内容があまりにも単純明快過ぎて、自衛隊が抱える問題や、自衛隊を取り巻く状況は、おそらくそんな簡単なものじゃないんだろうな、という印象をかえって受ける。単に「熱い思い」みたいなものを情緒的に感じたい人にはうってつけの本なんだろうけど…。(11/07/23)

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2011年07月23日

Posted by ブクログ

 とても簡潔に分かり易い言葉で書かれている。自衛隊について、というよりは、自衛隊が「東日本大震災」で何をしたか。という所と、これからどうあるべきか、という所だろうか。
 色々な思惑が錯綜するであろう政治の中で、著者の考えがはっきりと主張されている。文字が大きく、行間も広いので、あっという間に読めてしまうのは残念。もっと読み応えが欲しかった。

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2011年07月07日

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