あらすじ
どこにでもいる普通の大学生・金子ナオヤが手に入れた特別な能力……
それは「誰にでも一つだけ言う事をきかせる」というもの。
圧倒的な特殊能力と引き換えに失ったのは「平凡な日常」。
その石はアヤシい組織の敷地内にあり、手に入れた瞬間からナオヤは追われる身に。
さらに、軽い気持ちで「お金をちょうだい」と頼んでみればヤクザの娘から数百万巻き上げる結果に!
身を隠す場所とてなく、逃げ込む所もない。
恋人と二人きりの逃避行が始まった!
あらゆるものから逃げまくるジェットコースター・ロマン・ホラー!
金子ナオヤは普通の大学生。だが、奇妙な文献をもとに見つけ出した「石」には特別な力が宿っていた。それは、誰にでも1つ自分の言う事をきかせる事が出来るというもの。「こりゃあおもしれエ」と調子にのったとたんに、次々とトラブルに巻き込まれるナオヤと恋人のサヤ。二人はいつの間にか、アヤシい組織とヤクザと警察とに同時に追われる身となる。
感情タグBEST3
生きていると言うより死なないだ
誰かが車に乗ったら割と怪我人出るなこの作者の漫画。
作者の他の作品と違ってホラー系と言うか、携帯小説の理不尽なクセにラッキースケ〇的な展開があると言うか。
ボインは好きだが揉んでいません。
宗教勧誘のおばちゃんっぽい人の使い捨て感よ。
Posted by ブクログ
全2巻に凝縮された、ある能力がもたらした狂気と絶望と殺戮と光明と希望の物語。
カルト教団とヤクザから追われる男女の逃避行という導入部からは予想もつかない結末が読者を待つ。
悪魔的な能力を身に付けたゆえに、次第に傲慢になっていく主人公の様子が生々しい。誰しも踏み込んでしまい得る領域を視覚的にまざまざと見せつける様はまさに圧巻です。
そういった救いのない前半から一転して、
暗黒面に陥りそうになる自分と向き合っていくいわば成長譚になるのは全くの予想外だった。
結局のところひとを動かすのは「愛」なんですな。それこそ千差万別ありますが。そんなことを考えさせるお話でした。
Posted by ブクログ
絵がとても好み。
狂気な感じも、ギャグ絵な感じもしっくりきて読みやすかった。
サクサクとイベントが起きるけど、物語自体は、足踏み状態な感じ。
石板の謎とか全然明かされてないし。2巻で一気にやるのかな。
ユーリのサイコっぷりがかなり好き。
Posted by ブクログ
石板の話だから、タイトルはicon(偶像,図像)よりslate(石板)か
monolith(モノリス=一枚岩)の方がしっくり来る気がするけど、
まあいいか。
民俗学を専攻する男子大学生が山中の祠で発見した石板を持ち帰る。
文献にあったとおり、
それはどうやら他人の心を操り行動を支配する能力を秘めているらしい……
というわけで、研究のためにいつも金欠状態の彼は
その大いなる力を極めてセコい方面に活用するのだったが、
当の石板――名前はまだ無い(笑)――を狙うカルト教団と、
ちょっかいを出してしまった女の子が暴力団組長の娘だったせいで
恋人と共に逃避行を余儀なくされる。
①②巻の表紙を見て、もっとサイケデリックかつコズミックホラーな
雰囲気を勝手に想像し、期待していただけに、何だか肩透かしを食った気分。
《2巻感想に続く》