あらすじ
ハードボイルド界のトップランナー・大沢在昌の人気シリーズ
〈ボディガード・キリ〉最新刊
対象:岡崎紅火(べにか)、女子大学院生。
世界の未来を握る娘を護れ!
本名、年齢不詳のボディガード・キリの熾烈な闘い
本名・年齢不詳の凄腕ボディガード・キリは、以前の案件で知り合った大物フィクサー・睦月から警護の依頼を受けた。
対象は岡崎紅火、女子大学院生。
先日病死した香港シンクタンク『白果』の主宰者・白中峰の娘だ。
白は生前『ホワイトペーパー』と呼ばれる会員向けの文書を発行しており、近未来の国際情勢や世界経済を驚くほどの的中率で予測していた。
『白果』には『ホワイトペーパー』の資料となった多くの機密書類と未発表の『ホワイトペーパー』が保管されており、中国公安部に渡るのを危惧した紅火の母・静代は、それを娘に託し、公安部の家宅捜索前に間一髪、香港から日本に持ち出したという。
母親の静代とは連絡が取れず、何者かに拉致された可能性が高い。
さらには『ホワイトペーパー』を入手しようと、中国のみならず、欧米の情報機関も動いているという。
睦月の依頼は紅火の護衛と機密書類の保護。
新宿の民泊施設に紅火を移動させ、部下の女性・弥生を警護につけるという。
だがその施設から紅火が拉致された! キリは弥生とともに紅火を追う。
彼女は無事なのか? 『ホワイトペーパー』の行方は?
人気ハードボイルドシリーズ第三弾!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
大沢在昌氏はファンの一人だ。本書も夢中になって読み終わった。最後の1行では声を出して笑ってしまった。テンポ良く最後まで読み進めることが出来謎解きも良かった。
Posted by ブクログ
「ボディーガードキリ」シリーズ第3弾。
安定の大沢在昌節。序盤はロバート・B・パーカーのスペンサーシリーズを彷彿とさせる、関係者を順繰りに訪ねて、小悪党を小突いて情報を取る手法の捜査。弥生とのバディもスペンサーとホークを思い出してニンマリ。中盤以降はそれまでの登場人物が絡み合ってややこしいが、そんな事も気にせず面白く読み進められた。真犯人以外の途中で敵対してた人物達が、最終的に仲間になって大円団となる展開は、かつてジャンプ漫画を読んでいた世代には胸熱。三角関係も微笑ましく、ヒリヒリするストーリーに和やかさが加わった。次作もこの三角関係を続けて欲しい。
Posted by ブクログ
いつもながらのストーリー展開に500ページをあっという間に読破、そしてスカッと下感覚以外何も残らないのが気持ちいい。
ページめくるのが楽しかった。
Posted by ブクログ
長編ハードボイルド小説、ボディガード・キリシリーズ第3弾。新聞のいちおしミステリーとして紹介されていたので読んでみました。
読み始める前は528ページのボリュームに躊躇しましたが、テンポよく進むストーリー展開に引き込まれ、思いの外スイスイ読めました。
キリは古武術の達人で、業界でも有名な超腕利きのボディガードなのに、冒頭でいきなり地上げ屋に雇われた殺し屋に拉致られたり、警護していた紅火を攫われたり、おいおい… と思ったけど、その後は流石の活躍だった。
中盤で官能小説ばりのラブシーンがあるんだけど、あれはR指定だな〜笑
面白かったので、シリーズの他作品も読んでみよう。
Posted by ブクログ
シリーズ3作目で個人的には1番面白かった。
物語の序盤から風雲球を告げる感じで引き込まれ最後まで引き込まれたまま読み切れて良かった。
様々な人物との聞き込みや駆け引きを通して二転三転していく中、見えざる敵を炙り出してフィナーレを迎える展開は熟練を感じさせるものがありテンションが上がった⤴︎⤴︎
弥生の子供じみてるとさえ思わせるストレートなとこと直ぐ頬を膨らませる仕草は苦笑せざるを得ないが、いじらしさも感じられナイスな助演女優賞だったように思う。
次回作も楽しみ^_^
Posted by ブクログ
分厚いハードカバーの長編で人物相関も複雑。登場人物も多くてかなり難解、と思いきや最後は全員集めてあっという間の劇場型の種明かしだったのは拍子抜け。なんとなく犯人予想できた。
Posted by ブクログ
ボディーガードキリシリーズ第三弾。次々と怪しい人物が殺害される中で手がかりをつかみ真実に近づくストーリーは面白かったです。シリーズ第一弾のインパクトが大きかった為、☆3
Posted by ブクログ
スイスイ読める軽いタッチの作品、500ページ近くのブ厚い本でしたが、冒頭から惹き込まれ中だるみもなく読み終えました。
(勝手に想像する)ボディガードのアクションシーンは少なく、犯人探しに終始する探偵モノという感じ。
Posted by ブクログ
大沢在昌の ボディガードシリーズ、相変わらずさらりと 読めて 楽しい 、最後の犯人のオチはちょっとあっけなかったかな、いつものひねりが少し足りなかったような でも楽しかった。
Posted by ブクログ
ボディーガードのキリのシリーズ。
今回はボディーガードの仕事の筈が、早々に対象者を拉致され、そこから、ボディーガードというより、秘密文書の行方を追う事に。
次々に情報得て追う先々には死者がいたりと、犯人は誰か一緒に追う気持ちに。
結末には何かモヤモヤするも、楽しんだ。