【感想・ネタバレ】P+D BOOKS 街は気まぐれヘソまがりのレビュー

あらすじ

無頼派作家のヘソまがりエッセイ集。

「私は富士山が大嫌いである。……即刻切り崩しかきならしてしまうがよろしい。」(富士の裾野の暴風雨)
「私はゴルフもやらない。……皆がやっている遊びをやらなくたって、少しもさしつかえない。」(困ること、腹立つこと)
「日本料理というものは、完全に殿様か老人向けにできていて、ただ害がないというだけのものにすぎなくなっているようだ。」(肉には大根おろしが……)
ギャンブル、食、作家仲間や芸能人との交流……雑多なテーマについて、気の向くままにぶった切る痛快エッセイ集。「アサヒ芸能」に1年間連載された47篇を収録。

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Posted by ブクログ

『街は気まぐれヘソまがり』/式川武大

昭和文学安定のP+D選書。
式川武大氏の洒脱かつ庶民の視点によるエッセイ。時はバブル全盛期で、エッセイの中にまさにバブル崩壊とその後の予見をばっちり匂わせるものもあり氏の所見の鋭さにハッとさせられる。ただ殆どは昭和ののんびりした時代の氏による雑文で、疲れずに、楽しみながらページを捲った。

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2024年01月20日

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