【感想・ネタバレ】凧あがれ 結実の産婆みならい帖のレビュー

あらすじ

慶応3年夏、倒幕軍が攻めてくるといううわさでもちきりの江戸。治安が悪化し、夜中のお産に駆けつけることも難しくなっていたとき、かつて手習いで一緒だったくらが火事で仕事を失い、身重となって一人、長屋で暮らしていると知った結実は……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「結実の産婆見習い帖」シリーズ4巻目。

結実とすずの二人は、それぞれに結婚しすずは二人の子を持つ。

今回は、女としての幸せについて考えさせられる回だった。
時代は幕末で尊皇攘夷派が跋扈し、土佐、薩摩から出てきた浅葱裏の武士、浪人らが徳川の信頼を失わせようと江戸市中で狼藉を働き危険なムード。火付事件も多く、火消しの棟梁の家に嫁いだすずも忙しい。

産婆の仕事を通じてそれぞれの女性が立ち向かわねばならない環境の問題も表面化し、悩む二人。

幕末の混沌とした時代に二人の職業夫人の生き方を問う。

0
2023年12月14日

「歴史・時代」ランキング