【感想・ネタバレ】危機でも大丈夫！「小さな会社」のつくり方・変わり方のレビュー

山本憲明

本書は、極小の会社をつくり、その会社をうまく経営していくことで、経済活動が制限されたり不景気になったりしても、問題なく生きていけるようにするための指南書です。

天災やウイルスの蔓延など、予想していない出来事が急におそってきます。しかしそんな局面でも、うまく対応できる会社もあります。それは、余計な費用を抑え、身の丈経営をしている、堅実な会社です。
対応ができない会社はどんどん弱っていき、人を雇用することが難しくなり、設備も維持するのが難しくなります。このような状態に陥るのは大きい会社のほうが多いのです。
小さな会社であれば、臨機応変に業態を転換するなどして乗り切ることも可能です。

これから起業しよう考えている方には、どのような会社をつくり、どのように計画を立て、どのように仕事をして生きていけばいいかを学ぶことが出来ます。
また、すでに会社や個人事業を起こしている人には、このような危機が起こりやすい時代にどう考え、どう経営していけばいいかを示しています。

[ブクログ · ★★★★☆]

とにかく無駄な支出を減らして、利益を作っていこうという考え方。身軽で行動力のある「ひとり会社」はこれからの時代にフィットする働き方。

必要となる売上額の考え方も参考になりました。

[ブクログ · ★★★☆☆]

変化が激しい時代に経済が縮小していく日本では、できる限り小さな会社を作って生き延びるのが理想ですね。大きな欲を捨てミニマムに生きていく。そんな人生を生きるためにはどうすればいいのかヒントをもらえる本です。